【映画】感想:映画「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」(2016年:日本)

映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生 [Blu-ray]

「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」(2016年公開) http://www.tv-asahi.co.jp/doraemon/story/0475/
放送 テレビ朝日系 2017年3月3日(金)

【※以下ネタバレ】
 

家でも学校でも叱られてばかりののび太は、家出を決意するが、どこに行っても持ち主がいることを知り、ガッカリしてしまう…。同じ頃、ドラえもん、しずか、スネ夫ジャイアンもそれぞれの理由で家出を決心。行くところのない5人は、まだ誰も住んでいない原始時代の日本へ行こうと思い立ち、タイムマシンに乗り込む。


 そして、5人がたどりついたのは、なんと7万年前の日本だった…! 大自然の中に自分たちだけのパラダイスを作り上げ、たっぷり遊んだのび太たち。その後、いったん戻った現代で、なぜか原始人の少年・ククルと出会う。どうやら時空乱流(じくうらんりゅう)に巻き込こまれ、現代に来てしまったらしい…。


 ククルによると、彼の家族がいるヒカリ族は、精霊王(せいれいおう)ギガゾンビとクラヤミ族におそわれてしまったという。のび太たち5人は、ヒカリ族を救うため、ククルとともに再び原始時代へと向かうが…!?

 

あらすじ

 のび太たち5人は、それぞれ家が嫌になって家出したいと考えるが、空き地や人里離れた田舎などに住もうとしても、所有者がいたり、ダムの底に沈んでしまったり、と良い場所が見つからない。ドラえもんは、日本に誰も住んでいない過去に行けばいいと思いつき、タイムマシンでのび太たちと共に7万年前へ行き、そこに家を作って自由を満喫する。

 やがてドラえもんたちは中国大陸で、「精霊王ギガゾンビ」が率いる「クラヤミ族」が、平和的な「ヒカリ族」を襲撃し、奴隷にしていることを知る。ドラえもんたちは、未来の道具を使ってクラヤミ族と戦うが、ギガゾンビには未来の道具が通用せず負けてしまう。

 実はギガゾンビはこの時代の人間ではなくドラえもんの時代よりさらに100年先の23世紀から来た人間だった。ギガゾンビは自分の思うままに歴史を変えてしまおうとしていたが、なんだかんだでドラえもんたちに負けて、最終的に駆けつけてきたタイムパトロールに逮捕された。そしてヒカリ族が日本人の先祖になりました、おしまい。


感想

 評価は、まあ○。

 いつだったかネットの書き込みで、「凄く感動した!」「ラスボスのギガゾンビは恐ろしかった!」的な物を読んだので、そんなに凄いなら見てみようかと視聴。


 実のところ新世代の声優(まあ交代してから十年以上たっているので、もう新もへったくれもありませんが)のドラえもんは初めて見るので、声に違和感がきついかなぁ? と思ったのですが、予想以上にすんなり受け入られました。しかし関智一はどこからあのスネ夫声を出しているのでしょうか。びっくりです。それと(今更ですけど)のび太ママの声は三石琴乃なんですね。あんな色っぽい声のママだったら大歓迎ですよ。


 しかしお話は……、うーん、まあ、こんなもんか。幼児向けのドラえもん映画でXX歳のおっさんが号泣しながら感動出来る方がおかしいですわね。しかし、ギガゾンビが未来人というのが興ざめだったなぁ。どうせなら古代のマジの霊能力者で、精霊を利用して22世紀の科学力にも勝る力を発揮する、とかいう設定だったほうがおどろおどろしくて良かったのに。でもまあ、未来人という事にしないと、時空乱流をあれこれするという野望とか、タイムパトロールにとっ捕まるという結末と結びつかないから仕方ないか?


【スタッフ】
原作:藤子・F・不二雄
監督・脚本・絵コンテ:八鍬新之介
演出:岡野慎吾
総作画監督:丸山宏一
美術監督:清水としゆき
撮影監督:末弘孝史
編集:小島俊彦
録音監督:田中章喜
効果:糸川幸良
音楽:沢田 完



【キャスト】
ドラえもん:水田わさび
のび太:大原めぐみ
しずか:かかずゆみ
ジャイアン:木村昴
スネ夫:関智一
のび太のママ:三石琴乃
のび太のパパ:松本保典
ジャイアンのママ:竹内都子
ドラミ:千秋
クラヤミ族:棚橋弘至
クラヤミ族:真壁刀義
クラヤミ族:小島よしお
ククル:白石涼子
ギガゾンビ:大塚芳忠
ツチダマ:家中宏

 
 

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