ウルトラセブン 4Kリマスター版 NHK https://www4.nhk.or.jp/P6565/
放送 NHK BSプレミアム。
【※以下ネタバレ】
1967年10月1日に放送が開始された「ウルトラセブン」。当時のフィルムをデジタルスキャンし、4K・HDRでよみがえらせた4Kリマスター版を、NHKが初めて放送する。
https://m-78.jp/news/post-5822
NHK BS4Kにて放送された『ウルトラQ』4Kリマスター版が、NHK BSプレミアムにて放送決定。2021年3月29日(月)より、『ウルトラセブン』4Kリマスター版、4月4日(日)より放送スタート致します。
これまでのHD版とは違う新たなHD版?!
BSプレミアムにて放送されるのは4Kリマスター版をHD画質に変換したもの。さらに、4K版で狙った色や光の印象が変わらないよう、同じスタッフがカットごとに微調整も施し、2K SDR画質でありながらも、4Kリマスター版が持つ魅力の一端を感じていただけます。
放送スケジュール
【BSPーBS4K同時放送】「ウルトラセブン 4Kリマスター版」
2021年4月4日(日)スタート
毎週日曜 午前8:00~8:26
第1話 姿なき挑戦者
あらすじ
ウルトラセブン 4Kリマスター版 [新](1)「姿なき挑戦者」
[BSプレミアム] 2021年04月04日 午前8:00 ~ 午前8:26 (26分)
『ウルトラセブン』初の4K化!ある事件で地球防衛軍は“ウルトラ警備隊”に出動を要請。捜査を開始した隊員の前に現れた謎の風来坊。果たして、彼の正体は?
1967年に地上波放送された『ウルトラセブン』を初の4K化!頻繁に発生する人間蒸発事件を宇宙人の仕業と断定した地球防衛軍は、精鋭チーム“ウルトラ警備隊”に出動を要請する。早速、捜査を開始したフルハシ隊員とソガ隊員の前に突如現れ、警告を発する謎の風来坊。彼はモロボシ・ダンと名乗り、宇宙人を迎撃するために有効な作戦を提案した。果たして、彼の正体は?
登場 … 宇宙狩人(ハンター) クール星人、
人間が閃光と共に消えてしまうという怪事件が連続して発生した。「地球防衛軍」は、これが高度な科学力を持つ宇宙人の仕業であると推測し、精鋭「ウルトラ警備隊」に調査を命じる。
ウルトラ警備隊隊員のフルハシとソガは、車両ポインターで直近の行方不明事件があった現場に向かうが、途中で謎の男「モロボシ・ダン」に行方を遮られる。ダンは危険なのでこの先には進むなと警告し、その言葉を無視して先に進んだパトカーは車ごと消えてしまう。さらに見えない敵は空中からポインターを攻撃してきたため、ソガたちは基地に引き返す。
ダンは、宇宙人が侵略の前準備として、地球人を調査するために誘拐しているのだと説明する。直後、その言葉通り「クール星人」と名乗る宇宙人が地球防衛軍に対し降伏を要求してきた。地球防衛軍の上層部はその要求を拒絶すると、クール星人は見えない宇宙船からの攻撃で京浜工業地帯を焼き尽くしてしまう。
ダンはウルトラ警備隊の臨時隊員として、見えない宇宙船に対し特殊噴霧装置を使って可視化することを提案する。そして装置を搭載したウルトラホーク1号が出撃し、見事宇宙船を見えるようにするが、宇宙船の攻撃でウルトラホーク1号は撃墜されてしまった。
隊員たちが意識不明の中、一人目覚めたダンは、カプセル怪獣・ウィンダムを送り出し、小型円盤と戦わせるものの、不利になったため撤退させる。そして変身してウルトラセブンとなると、円盤本体の中に乗り込み、クール星人をアイスラッガーで一刀両断にしたあと、誘拐されていた人々を解放した。最後にセブンは宇宙船を地球の外まで運び、エメリウム光線で破壊した。
この一件で活躍が認められダンは、ウルトラ警備隊の正式隊員となった。
脚本:金城哲夫
監督:円谷 一
特殊技術:高野宏一
感想
評価は△。
記念すべき第一話ですが、クオリティはもう一つ。
序盤の五分くらいまでは実に見事で、いきなりナレーションで「地球は狙われている。今、宇宙に漂う幾千の星から恐るべき侵略の魔の手が……」と語らせた直後、人間が車の中から突然消えてしまう、というショッキングな展開でいきなり物語に引き込んでくれます。さらにそのあと、地球防衛軍の秘密基地の中にカメラが進み、格納庫の中に置いているウルトラホーク1,2,3号機を映していくまではカッコいいのですが……
その後がまだるっこしい&展開がおかしい。ソガとフルハシが行く手を遮るダンをヒッチハイカーと決めつけて、煙幕を噴射して笑いながら追い払おうとするシーンはモラル的にどうなのかという感じですし、またその後の見えない敵からの攻撃はイマイチ緊迫感に欠ける。
そのあと「何故ダンが宇宙人の事を知っていたのか」を突っ込まないまま臨時隊員扱いするとか、参謀たちが「宇宙船に誘拐された人たちがいるから攻撃できない」とミサイル攻撃を断念したのに、そのあとウルトラホークで思いっきり円盤を攻撃にかかっているのは矛盾も甚だしい…… さらにウルトラホークとの円盤とのバトルも盛り上がらず、そのあとダンがいきなりウィンダムを出す必然性も無く……
そして円盤に乗り込んだセブンは何の抵抗もできずにフラフラしているだけのクール星人を、アイスラッガーで速攻始末してしまうため、この虫のような宇宙人は何のために登場したのかと言われても仕方ない状態。そして最後、宇宙人の事に妙に詳しい怪しい男モロボシ・ダンをあっさりエリート組織のウルトラ警備隊に採用してしまうセキュリティの弱さ……
と、初回は散々な出来栄えでした。初回からグッとハートをわしづかみにしてほしかったなぁ。
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