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放送 AT-X。
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【※以下ネタバレ】
第25話 潜入
あらすじ
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キリコによって濁流に落とされたカン・ユーは、かろうじて生きていた。ビーラーゲリラに囲まれてあわやというところをシャッコに救われたカン・ユーはEX-10に帰還すると、ことの顛末をゴン・ヌーに報告する。キリコらが宮殿に突入して混乱したところに突入し、PSを強奪することをゴン・ヌーは目論む。
一方、ビーラーゲリラたちは揺れていた。クメン全土をほぼ制圧した政府軍に勝てないと考える者、所詮は王族とカンジェルマンを批判する者。そんな仲間たちの姿を見たモニカは、カンジェルマンに真相を問いただそうと宮殿へ向かう。
そのころ、キリコたちはゲリラに偽装して宮殿に潜入。守備隊と戦闘を開始する。
カン・ユーは三日間ジャングルをさまよった挙句、半死半生の状態で偶然シャッコと出会い、なんとか基地に帰還した。カン・ユーはキリコの裏切りをゴン・ヌーに報告するが、ゴン・ヌーにとっては既に知っている話でしかなかった。ゴン・ヌーは、政府軍がクメン全土をほぼ制圧したことを教え、キリコたちが宮殿に突入して混乱した後に自分たちが乗りこむつもりだと明かす。
キリコたちは宮殿突入のため、撤退中のビーラーゲリラの車両を奪い、ゲリラたちに紛れて宮殿に向かった。ゲリラたちは、戦わずして撤退を始めたことで士気がガタ落ちしており、カンジェルマンへの信頼を無くすものたちも現れていた。
モニカはカンジェルマンの真意を知るため、宮殿内に入り込むが、そこでカンジェルマンとポローの会話を聞いてしまう。カンジェルマンは、ポローがクメンの内乱をPSの実験場としたように、自分にとっては神聖クメンの敗北こそが一つの実験だったと語っていた。モニカは崇拝していたカンジェルマンの真意を知り、呆然となって走り去る。
キリコたちは宮殿に突入し、内部で破壊を開始した。ポタリアはカンジェルマンを殺すため、ATを捨てて生身で宮殿内に向かい、モニカと出会うが、彼女は乱戦の中で味方に撃たれ重傷を負ってしまう。モニカはポタリアにカンジェルマンの真意を話し、戦いは無意味だったとつぶやいて死ぬ。
キリコたちが弾薬庫を破壊し大混乱を引き起こしたころ、ゴン・ヌー率いるヘリ30機の大編隊が宮殿めざして襲来していた。また、秘密組織からはイプシロン専用ATが届けられていた。
感想
今回は、カンジェルマンとポローの会話が妙に味があって
カンジェルマン「敗北……? それこそ神聖クメンの目的かもしれん。敗北、そして死、私だけではない、この反乱に参加した全ての将兵が死ぬ。彼らを引き連れて私はこの世から消滅する」
ポロー「犬死をお望みか」
カンジェルマン「お前にはそう見えよう、だが断じて違う。我々は負ける。古きものは全て滅び、その戦火の果ての灰燼が全て風に散った時に、本当に新しいクメンに生まれ変わるのだ」「お前がクメンの内乱をPS兵器の実験場と心得たように、この戦いの敗北が私にとっては一つの実験だったのかもしれん」
と、格調高いつーかなんつーかの台詞の嵐。脚本は吉川惣司氏でした。
あと、モニカがポタリアの目の前で死んでしまうのも悲しい(涙)
【出演者】
キリコ:郷田ほづみ
ゴウト:富田耕生
バニラ:千葉 繁
ココナ:川浪葉子
ロッチナ:銀河万丈
バッテンタイン:戸谷公次
ゴン・ヌー:玄田哲章
カン・ユー:広瀬正志
キデーラ:郷里大輔
ポタリア:速水 奨
ル・シャッコ:政宗一成
カンジェルマン:天地麦人(寺田 誠)
イプシロン:上 恭ノ介
ボロー:緒方賢一