【ドキュメンタリー】感想:NHK番組「燃える闘魂 ラストスタンド 最後の戦い ~アントニオ猪木 病床からのメッセージ~」(2021年11月27日(土)放送)

燃える闘魂 アントニオ猪木 2021年12月号 [雑誌]: 昭和40年男増刊 総集編

燃える闘魂 ラストスタンド NHK https://www4.nhk.or.jp/P7117/
放送 NHK BSプレミアム。2021年11月27日(土)

【※以下ネタバレ】
 

内容

燃える闘魂 ラストスタンドアントニオ猪木 病床からのメッセージ~
[BS4K] 2021年11月27日 午後8:30 ~ 午後10:00 (90分)


「元気ですか!」燃える闘魂アントニオ猪木が未知の難病と闘っている。入退院を繰り返す猪木に密着。これまでの名勝負の数々をまじえ燃える闘魂の“最後の闘い”を描く。


燃える闘魂アントニオ猪木(78)が未知の病と闘っている。アミロイドという物質が全身に溜まり血液循環が悪くなる“100万人に数人”の難病。「“元気があれば何でもできる”-今度は自分に言い聞かせて最強の敵と闘っています」入退院を繰り返しリハビリに励む猪木から密着取材が許された。猪木は病床から何を語るのか-これまでの名勝負の数々をまじえながら、猪木のメッセージを伝え、燃える闘魂の“最後の闘い”を描く。


【出演】アントニオ猪木古舘伊知郎村松友視藤波辰爾藤原喜明馳浩棚橋弘至青木真也

 
アントニオ猪木は2018年に「全身性トランスサイレチンアミロイドーシス」という病気を発病し、闘病中。
・2020年12月末に青森で体調不良で病院に緊急搬送された。背骨に入れているボルトと骨のすき間に細菌が入り、敗血症・呼吸不全で意識不明に。
・2021年3月に千葉のリハビリ病院に転院。
・5月には盲腸ねん転で緊急手術。
・7月に退院


 という姿に密着しつつ、その合間に、

・生い立ち
・14歳の時にブラジルへ移民
・17歳で力道山の目に止まりプロレス入り
・29歳で自分の団体・新日本プロレスを起こす
・33歳でモハメド・アリとの異種格闘技戦
・45歳で弟子の藤波との対決

といった経歴を試合などの映像や写真など使って紹介。

 また関係者(古舘伊知郎、藤波,藤原、馳、棚橋、宮戸、村松友視、等)の語りもあり。


感想

 最近猪木が病気だとか入院したとかいうニュースを断片的に仕入れていて、さすがの猪木も痩せてしまって大丈夫か、と心配していたのですが、その猪木の現在の姿に密着した番組。なんとNHKがプロレスラーのドキュメンタリーを放送するとは、と軽く驚きましたが、番組プロデューサー&ディレクターは元新日本プロレスのレスラーだった鈴木健三でした。ほほう。

 番組は猪木の過去の経歴や関係者のインタビューをまじえつつ、猪木の今の衰えきった姿をきっちり映していて、なんとも貴重な映像ばかり。猪木はすっかりやせ衰えてしまっていて、自由に動くこともおぼつかなくなってきていますが、ファンとしてはそれも含めて見たいので……、弱気な事を言っているとかそういうところも含めて。

 猪木ファンのおじさんたちが集まってオンラインで猪木と対面してメチャクチャ盛り上がっている一幕があったのですが、ファンとしてはグッと来ましたね。やはり昭和世代にとっては猪木の存在感は別格です。


 正直、これが「猪木の生前最後の元気な姿」になる可能性が果てしなく高い気がするのですが、そういう事も考えながら見ていてつい涙ぐんでしまいました……
 
 
猪木語録 元気ですか!一日一叫び!