【アニメ】感想：アニメ(OVA)「蒼き流星SPTレイズナー　ACT-II　ル・カイン1999」(1986年9月21日発売)

アニメ「蒼き流星SPTレイズナー」公式サイト　http://www.layzner.net/
放送　BS12。2021年10月8日(金)放送)

【※以下ネタバレ】
　

https://www.twellv.co.jp/program/anime/anime26/page-layzner/
10月8日　26:00～　「ACT-II　ル・カイン1999」

1999年10月、地球は３年前の戦いで敗北し、グラドス人に征服されていた。そんな地球に、新たな支配者ル・カインが到着する。地球文化を根絶し、グラドス文化を広めようとするル・カイン。だが、その弾圧に、地球とグラドスの間に産まれた混血児エイジが立ち向かう。そして、その姉ジュリアもまた無抵抗主義を唱え、ふたつの星の民からクスコの聖女と呼ばれるようになっていた。傑作テレビシリーズの第２部総集編。

蒼き流星SPTレイズナー　ACT-II　ル・カイン1999　(1986年9月21日発売)

あらすじ

　1999年10月。三年前のグラドスの大侵攻により地球は完全に制圧され、その時の戦いで総人口の三分の一が死亡した。グラドス軍の司令官グレスコはニューヨークに拠点を置いて地球支配を行い、地球の文化を全て消し去ろうとしていた。

　かつてのコズミックカルチャークラブの少年少女たちは、今はあるものはレジスタンスとして戦い、あるものはグラドスの協力者となっていた。そしてレジスタンスたちの前に、三年ぶりにエイジがレイズナーと共に姿を現し、グラドスへの抵抗運動の仲間となる。

　同じころ、グレスコの息子ル・カインが地球に着任し、到着早々グレスコの統治を手ぬるいと非難する。グレスコは苛烈な支配は反動を生むだけだとたしなめるが、ル・カインはより高圧的な支配を開始しレジスタンスの徹底的な掃討を開始する。しかしレジスタンスたちもまた、グラドス内部に潜入させたスパイからの情報を元に抵抗運動を展開した。

　エイジの姉ジュリアは、今は地球人とグラドス人の平和共存を訴える存在となり、周囲からは「クスコの聖女」と呼ばれていた。

　グレスコは部下にジュリアを捕えさせ、それを知ったル・カインはグレスコに理由を問いただすが、グレスコはそもそもジュリアの事を知らないととぼける。ル・カインは父グレスコが自分に何か重大な秘密を隠していることを察し、その鍵がレイズナーだと考える。

　ル・カインはジュリアを護送するという偽情報でレイズナーをおびき寄せ、自機ザカールで迎え撃つが、ザカールにはレイズナーよりも高性能のV-MAXを搭載しており、一方的にレイズナーを破壊する。そこにグレスコの部下がエイジの口封じとレイズナーの破壊のために現れるが、ル・カインはレイズナーに隠された秘密を知るため、レイズナーを守ろうとする。

感想

　1985年10月～1986年6月に放送されたロボットアニメ「蒼き流星SPTレイズナー」の総集編パート2。第3クールの第26～37話（つまり最終回以外）を圧縮して一時間に収めた内容。

　地球がグラドスに征服されたところからスタートする新展開なのですが、当時大人気だった漫画「北斗の拳」の影響を受け過ぎており（苦笑い）、エイジは北斗神拳伝承者みたいな雰囲気に激変しているし、敵方には南斗聖拳だかなんだかを使いそうなル・カインが登場するし（しかも声は塩沢兼人）（苦笑い二回目）、のため、当時の視聴者としては苦笑いせずにはいられなかったのでした（苦笑い三回目）

　もはや軍隊同士の戦いではなく、主要キャラがそれぞれカスタムメイドのロボットに乗り込み戦うのが常態になっていて、第一部とは随分趣きが変わってしまいましたが、レイズナー対死鬼隊三機とか燃える展開だったので、まあ良し。ガッシュランがV-MAXを搭載して襲ってくる話がカットされていたのはちょっと残念でしたが、まあそこは許容範囲。

　という感じで、第一部からはえらく遠く離れてしまいましたが、まあこれはこれでアリとは言えましょうか。

　ところで今更なんですけど、エイジとかル・カインがヘルメットをかぶらずに、片メガネで操縦しているの、ダグラムと一緒のパターンですね。高橋監督はこういうギミックが好きなのかしら？
　
　

蒼き流星SPTレイズナー（HDリマスター版） | アニメ26 | 無料アニメ番組 | BS無料放送ならBS12（トゥエルビ）
https://www.twellv.co.jp/program/anime/anime26/page-layzner/
少年少女たちの成長を描いたTVシリーズ総集編2作と物語を補完する完結編の全3作を放送！
1996年、人類の宇宙進出は火星にまで及んでいた。しかし、輝かしい宇宙開発の陰では米ソ間の冷戦が全世界に緊張をもたらし続けていた。
1996年10月3日。国連主催によるコズミックカルチャークラブに選抜された少年少女が火星に到着した時、謎の機動兵器ＳＰＴにより火星基地は攻撃を受ける。窮地に陥った彼らを救ったのは、惑星グラドスから来た少年エイジだった。
グラドスと地球の混血児だというエイジは「地球はグラドスに狙われている」ことを告げに来たのだった。エイジとコズミックカルチャークラブの少年少女たちは、反目しながらも危機を乗り越えるために協力し、地球を目指して苦しい旅に出る。

【キャスト】
エイジ：井上和彦／アンナ：江森浩子／デビッド：梅津秀行／シモーヌ：平野　文／ロアン：鳥海勝美／アーサー：鹿股裕司／エリザベス：戸田恵子／ジュリア：横尾まり／ル・カイン：塩沢兼人

【スタッフ】
原作：伊東恒久、高橋良輔／キャラクターデザイン：谷口守泰／メカニカルデザイン：大河原邦男／音楽：乾　裕樹／構成：今西隆志／監督：高橋良輔