【映画】感想:劇場アニメ「劇場版マクロスF ~イツワリノウタヒメ~」(2009年)

劇場版 マクロスF イツワリノウタヒメ [レンタル落ち]

BS12 日曜アニメ劇場 https://www.twellv.co.jp/program/anime/sunday-animation/
放送 BS12。

【※以下ネタバレ】
 

2059年 歌が銀河を震わせる
奇跡のトライアングルが宿命さえ塗り替える


西暦2059年。新天地を目指し航海する超長距離移民船団「マクロス・フロンティア」。大空に憧れバルキリーパイロットを目指す少年「早乙女アルト」。銀河最強のポップスター「シェリル・ノーム」。そのシェリルを目指して一直線に走る歌手志望の少女「ランカ・リー」。
三人が出逢った時、誰も想像しなかった物語が幕を開ける。
謎の生物「バジュラ」からふたりの少女を守るため、可変戦闘機VF-25で戦うアルト。友との出会い、新しい世界。だが、船団を巡る戦いは激しさを増し、ついにはシェリルにスパイの疑惑さえ持ち上がる。炎を切り裂き飛び行く先に、彼らを待つ“謎”と“歌”とは……!

 

あらすじ

 西暦2059年。人類が銀河系の各方面へと大規模な移民を行っている時代。

 移民船団の一つ「マクロス・フロンティア」に「マクロス・ギャラクシー」の大人気アーティスト・シェリル・ノームがライブのため来訪した。ところがシェリルのライブの最中、宇宙から巨大な昆虫を思わせる宇宙生物「バジュラ」の大群が襲来し、フロンティアは大混乱に陥る。

 そんな中、ライブの裏方だった学生・早乙女アルトシェリルと友人ランカ・リーの命を救うため、戦闘機ヴァルキリーでバジュラと戦う事となった。パジュラはなんとか撃退されたものの、フロンティアは住人に数百人の犠牲を出してしまう。

 アルトはランカの義兄オズマから、ランカが過去の惨劇で肉親全てを失って過去の記憶を喪失し、オズマが引き取った事を知る。アルトはオズマが所属する民間軍事企業S.M.Sに入隊して訓練を開始した。一方ランカもかねてからの夢である歌手の道を歩みだし、小さな仕事をコツコツと積み重ねていった。

 フロンティアの上層部は、パジュラには脳が無く、何者かに遠隔操作される生物兵器であるらしいことを突き止めていた。

 シェリルは何故かアルトに好意的でプライベートで度々アルトを訪ねてくる。しかしオズマはアルトに対し、シェリルはギャラクシーのスパイで、パジュラはマクロス・ギャラクシーが差し向けた生物兵器だという疑いを表明し、シェリルを警戒するように言う。実際、シェリルのマネージャー・グレイスは、ランカを密かに監視させていた。

 やがて、パジュラ襲撃事件で中止となったシェリルのライブが、改めて「リベンジライブ」と銘打って開催されることになった。アルトはシェリルに真実を聞こうとライブ前のステージを訪れるが、そこにグレイス、オズマたちも現れる。オズマたちは、グレイスをスパイ容疑で逮捕しようとするが、グレイスはギャラクシー船団がパジュラに攻撃を受けたという事実を明かす。しかもフロンティアはギャラクシーからの救難要請を握りつぶし見殺しにするつもりだと糾弾する。

 事態の急変に動揺するオズマたちだったが、シェリルはS.M.Sに対し、自分の全財産と引き換えにギャラクシー船団の救援を依頼する。S.M.Sは依頼を受け、母艦マクロス・クォーターでギャラクシー船団へと向かった。そしてパジュラに攻撃を仕掛け、移民船三隻の犠牲を出しつつもなんとか船団を守り切る。

 ところがマクロス・フロンティアでシェリルのライブが始まると、それに引き付けられるようにパジュラたちはフロンティアに殺到し、攻撃を開始した。シェリルは人々を勇気づけるため、たった一人で歌い続ける一方、ランカは自分の歌声にパジュラを引き寄せる効果があることに気が付き囮になろうとするもののバジュラにさらわれてしまう。しかしアルトによってランカは無事救出された。シェリルとランカの歌が響く中、マクロスはパジュラの大群に対し勝利をおさめた。


感想

 評価は○(まあまあ)。

 テレビアニメの「マクロスF」は、数あるマクロス・シリーズでダントツに好きな作品で、ついうっかりシェリルの画集みたいな本を購入してしまうくらい好きなタイトルだったのですが、映画版は何故か見るチャンスが無く、なんと劇場公開から14年遅れでようやく視聴することが出来ました。

 し・か・し……、うーん? 俺の好きなマクロスFってこんな作品だっけ……? そもそもテレビ版のストーリーを忘れ切っているので偉そうなことは言えないのですが、なんかテレビの雰囲気と随分違いませんかね……?

 「TV版超時空要塞マクロス」と「映画版マクロス」が思いっきり違うのは有名な話で、あれ程には違いはなさげですが、展開が何かだるいし、シェリルがスパイ容疑でアルトと大喧嘩とか、なんかこうじゃないなー感強くて……

 まあラストは歌姫二人の熱唱に合わせて一大バトルが展開され、名曲「ライオン」もかかるしで、それなりには盛り上がりましたが、一本の映画として考えるとちょっと期待外れだったなー。続編で盛り返すのかなー?
 
 

続編の内容・感想

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https://www.twellv.co.jp/program/anime/sunday-animation/archive-sunday-animation/sunday-animation-103/
2023年3月12日放送
劇場版マクロスFイツワリノウタヒメ


番組概要
マクロスF」15周年記念!劇場版 前・後編を2週連続放送!


番組情報
【スタッフ】
原作:河森正治スタジオぬえ
監督:河森正治
演出:菊地康仁
脚本:吉野弘幸河森正治
キャラクターデザイン:江端里沙、高橋裕一
メカニックデザイン石垣純哉、高倉武史
バルキリーデザイン:河森正治
カニカルアート:天神英貴
CGIテクニカルディレクター:八木下浩史
色彩設計:中山久美子
美術監督吉原俊一郎美峰
音楽:菅野よう子
音響監督:三間雅文
制作:サテライト、エイトビット
配給:クロックワークス
製作:ビックウエスト、劇場版マクロスF製作委員会



【キャスト】
早乙女アルト中村悠一
シェリル・ノーム遠藤綾
ランカ・リー中島愛
オズマ・リー:小西克幸
ミハエル・ブラン神谷浩史
ルカ・アンジェローニ:福山潤
クラン・クラン豊口めぐみ
ブレラ・スターン:保志総一朗
ほか

 

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