【アニメ】アニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」:『ニフティ』って何のことだか知ってる?【FCGAMEXの思い出】

16bitセンセーション ANOTHER LAYER

テレビアニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』公式サイト https://16bitsensation-al.com/
放送 BS11

16bitsensation-al.com

 
 今期アニメで、1990年代のエロゲ業界をネタにした「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」。まあエロゲに関する諸々って現実で浴びる程体験したので、今更アニメで見たいという程でもないのですが、一つだけウケている要素がありまして。

 第三話から登場した、美少女ゲーム大好きメガネっ子・山田冬夜がやたらと「ニフティで話題になっていたので云々」という台詞を連発するので、その度に「フフッ」となってしまいます(笑)

 ところでみんなニフティって何か知ってる?


 あの時代の「ニフティ」とは、富士通の子会社が運営していた、当時人気だったパソコン通信サービス「ニフティサーブ」のこと。
 ↓

http://www.amazon.co.jp/dp/476960615X
ニフティサーブ ほしい情報が必ず探せます―仕事と生活に役立つ目的別情報収集パーフェクトガイド (KOU BUSINESS) 単行本 1997/7/1
出版社:こう書房 (1997/7/1)
発売日:1997/7/1

http://www.amazon.co.jp/dp/481632156X
ニフティサーブ イエローページ―知りたいサービスがすぐわかる〈’97〉 単行本 1997/2/1
武井 一巳 (監修), ニフティサーブ快適アクセス研究会 (編集)
出版社:ナツメ社 (1997/2/1)
発売日:1997/2/1

 
 パソコン通信の説明が難しいのですが「しっかりした企業が運営する、有料で使用する掲示板」と言えばいいのでしょうか。ニフティは運営会社が色々なテーマごとに掲示板を作り(フォーラム)、専用の管理者を用意し(システムオペレーター/シスオペ)、会員が一定の秩序の元に書き込みをしていく、というサービスでした。

 ニフティのフォーラムは全盛期にはウン百のレベルで有ったと思うのですが、その中にコンピューターゲームのフォーラムとして「FCGAMEM」(ゲーム機ゲーム用)と「FCGAMEP」(パソコンゲーム用)というのが有りました。しかし、1990年代前半頃の美少女ゲーム(まどろっこしい言い方ですが当時はそういう風に言ってた)の勢いたるやすさまじいものがあり、紆余曲折の末美少女ゲーム専門フォーラム「FCGAMEX」が誕生したのでした。

 アニメの3~4話は1996年の出来事ですから、当然山田冬夜が見ていたのはFCGAMEXですよねぇ、はっきりとは言わないけど(笑)


 いやー、あの頃が懐かしいわ。凄い人は金曜日に発売されたゲームを仕事帰りに購入してそのままプレイを開始して翌日土曜日に感想をアップするとか。そしてそれを見た人が「そんなすごいゲームなのか? よしノーマークだったけど今から買いに行ってきますわ」みたいな事が起きて、発売前に全く期待されていなかった作品が数日で絶賛の嵐になったりとか。まあ8800円出して買ったゲームが三時間で終わりましたみたいな悲劇も頻発してましたけど(笑)

 毎年年末になるとベストゲーム投票企画やって盛り上がったりしててねぇ。参加者が規定のフォーマットに順位付きで好きなゲームを書き込んで投票して、最終結果で一喜一憂していたり。

 私ゃ、ニフティに書いた感想をそのままプリンタで打ち出して郵便でゲーム会社に送りつけてました(笑) そのためだけにプリンタを買った(笑)


 まぁ、インターネットの普及にニフティも抗えなくなっておかしなことになった末に消えてしまいましたが、ニフティはまさしく青春の一ページでした(遠い目)
 
 
ニフティサーブ ほしい情報が必ず探せます―仕事と生活に役立つ目的別情報収集パーフェクトガイド
ニフティサーブ ほしい情報が必ず探せます―仕事と生活に役立つ目的別情報収集パーフェクトガイド (KOU BUSINESS)
ニフティサーブ イエローページ―知りたいサービスがすぐわかる〈’97〉
ニフティサーブ イエローページ―知りたいサービスがすぐわかる〈’97〉