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シミュレーションジャーナル ゲームジャーナル92号 孤高の曹操：建安元年～乱世奸雄の憂鬱～
【※以下ネタバレ】
ゲームジャーナルは、ゲーマーによるゲーマーのためのボードシミュレーションゲームの専門誌。
歴史上の戦いを主にシミュレートしたボードウォーゲームが毎号1～2個程度収録され、収録作品に関する特集記事と、松田大秀氏のリプレイコミック、連載記事やテーマに沿った討論記事、新作ゲームガイドなどからなる。
付録ゲーム
孤高の曹操：建安元年～乱世奸雄の憂鬱～
http://www.gamejournal.net/item_list/gj_092
完全ソロプレーシリーズ第三弾。
建安元年の献帝推戴から、「官渡の戦い」を経て「赤壁の戦い」に至る曹操と反曹操勢力の激烈な戦いを、「孤高の信長」「孤高のアルンヘム」で成功を収めたドロー・ドリブンシステムで再現。
「孤高の信長」同様、薄氷を踏むような危機の連続を、完全ソロプレーかつ僅か１時間でプレー可能なシンプルな内容ながら、スリルとサスペンスに満ちた展開を存分にご堪能ください！
ソロプレイシステム「ドロー・ドリブン」物の三作目。
本誌
●特集「孤高の曹操：建安元年～乱世奸雄の憂鬱～」
[ゲームの殿堂]三国志★ゲームの逆襲
[超ワイドグラビア]曹操はそうそう勝てない
[演義概説」どうする曹操（泣）
リプレイコミック 松田大秀
[GJ86号「戦略級三国志英雄伝説」で曹操がそうそう勝てないとお嘆きの諸兄のために]曹操はそうそう負けない・リターンズ：戦略級三国志英雄伝説編
三国志ネタも飽きたね
●［連載］ピンゾロとわたし★ やまね「せん」の逆襲
第十五話「狂異の世界！ ヒマラヤを超えたくつるおか パシフィックフリート惨劇の一夜事件（その１）」
お題は「パシフィックフリート」（HJ）。攻勢限界線を越えてインドに侵攻するという、ウォーゲーム業界で有名な話の回です。ルール的にはできないって書いてますけど(笑)
●次号の予告
次号No.93（2024年12月1日発売予定）
付録「パンツァーカイル ハルキウ攻防戦」。「ハルキウ攻防戦なんて聞いたことないタイトルだなぁ、新作かな？」と一瞬戸惑いましたが、かつて「ハリコフ攻防戦」という名前だったゲームの事ですね。てへぺろ(・ω<)
ファイナルコメント
評価△（お布施で購入）。
参考：付録ゲーム内容紹介
http://www.gamejournal.net/item_list/gj_092
プレーヤーがデッキから１枚づつカードを引き、引かれたカードに該当する武将が行動するだけのシンプルなシステムですが、登場する武将やエリア数が整理された結果、「孤高の信長」よりさらに短い1時間以内という短時間でプレーアブルにプレー可能になっています。
ゲームは兵力では侮りがたい袁術軍と攻撃力で圧倒的な呂布軍に加え、プレーが進むにつれ巨大な兵力を誇る袁紹軍、劉備軍の後ろ盾となる劉表軍、行動カードが「孫権」「周瑜」の2枚ありバランスの取れた孫権軍、そして行動カードが「劉備」「関羽」「張飛」と3枚あり敏捷性と「関羽」「張飛」の攻撃力が脅威となる劉備軍など、個性的な敵群雄が続々と参戦してきます。
特に「ラスボス」孔明が登場すれば、劉備軍の弱点が解消し一気に対処至難な強敵と化すため、プレーヤーは圧倒的に不利となる多正面作戦を回避するために、次の敵が参戦する前に現在の敵を次々撃破し続けなければならないプレッシャーにさらされ続けます。
これに対してプレーヤーは苛烈な攻撃に秀でた猛将「夏侯惇」、騎兵の運用に優れ電撃戦が得意な「夏侯淵」、補充力が大きく防衛戦に長けた「曹仁」、堅実な用兵で損害を減じる「曹洪」、そして全軍に司令可能で知略に優れた「曹操」などの各将軍の個性を生かさなければなりません。
本作で勝利することは容易ではありませんが、それだけに一度でも本作をクリアすることができれば、誇れる成果と言えるでしょう。
ゲームデータ
テーマ
官渡の戦い前夜から赤壁までの曹操の戦いを完全ソロプレーゲームで再現！
ゲームデザイン
呼拉中村
カウンター数
１１３駒（＋８６号「戦略級三国志英雄伝説」追加軍勢ユニット８１駒付属）
マップ
ハーフマップ１枚
カード
豪華両面カラーカード１６枚（１シート）
プレイ時間
１時間以内
プレーヤー数
１人
難易度（5段階、5が最高）
１～２
