雑談:ビジネス誌「週刊ダイヤモンド2010年11月6日号」『みんなのドラッカー』

週刊ダイヤモンド|経済・金融・企業情報をタイムリーに伝えるビジネス誌。
http://dw.diamond.ne.jp/

 古い話で恐縮ですが、11/1(月)発売の週刊ダイヤモンド2010年11月6日号の第一特集は「みんなのドラッカー」。まあ、昔からドラッカーといえばダイヤモンド社ですから、特集するのは自然ですが、内容が・・・、半分位は、ドラッカーとはどんな人物か、ビジネス界に与えた影響は、ドラッカー大好きの経営者たちの言葉、等、オーソドックスなのですが、残り半分が「もしドラ」ネタ(ト書き:苦笑)。

>Part 2今だからこそドラッカー&『もしドラ
>企業から学生までの難題解決策

>Part 3学校・会社に広がるドラッカー
>『もしドラ』読者たちの真摯な姿

>Part 4  もっと!『もしドラ』&ドラッカー
>『もしドラ』の主人公 みなみの教科書
>対談 『もしドラ』秘話・アニメ化の舞台裏

 こんな具合。

 私の目からすると「もしドラ」は「ドラッカーをネタにしたライトノベル」でしか無いのですが、世の中には「もしドラ」を真面目にビジネス書として役立てようとする人たちが居たのです・・・

 まずは「もしドラ」を通勤中に読んで感動のあまりボロボロ泣きました、という人がいるのに驚愕しますが、さらに、会社にもしドラを持ち込んで、あの内容を資料にまとめて「自分がみなみちゃんの立場だったら・・・」とか考えて売れ行き不振の売り場を改革しようとかいう人とか、運動部の関係者とか、生徒会の子とかが登場するのです・・・、いやー、なんであんなライトノベルが100万部も売れるんだろうと思っていましたが、本気でビジネス書とか組織改革の参考書として読んでいる人が結構居たんだ・・・、

 まぁ、「もしドラ」はドラッカー著作の要素(のごく一部)を取り出して上手く本にしていますから、解ったような気になるかもしれませんけど、あれ、ただの引用みたいなもんじゃん。もしドラをきっかけにしてドラッカーの本を読むようになり、それを役立てています、ならわかりますが、「(ライトノベルの)もしドラを教科書にして役立てています」ってギャグとしか思えないよ・・・


☆おまけ

 もしドラのアニメ化の話をNHKに吹き込んだのは、オタキング岡田斗司夫氏らしいですぜ。さすがオタキング、目の付け所が違うな(ト書き:笑い)。