感想:アニメ(新番組)「ウルヴァリン」第1話「真理子 MARIKO」

ウルヴァリン Blu-ray BOX(2枚組)

 アニメ「ウルヴァリン」の感想です。

■マーベル作品アニメ化第2弾『ウルヴァリン』特設サイト ANIMAX
http://www.animax.co.jp/marvelanime/wolverine/

 CS放送・アニマックスでの視聴です。


■概要

 アニマックス&マッドハウスによるマーベル・コミックス系アメコミのアニメ化シリーズ(4部作)の第2弾。


■キャスト
ローガン/ウルヴァリン小山力也
雪緒:朴ロ美
矢志田真理子:折笠富美子
矢志田信玄:柴田秀勝
黒萩秀樹:矢尾一樹
美影桔梗:萩原聖人
浅野徹心:てらそままさき

第1話 真理子 MARIKO


■あらすじ

 「ローガン」(ウルヴァリン)はニューヨークで恋人の「真理子」と会っている所に謎の敵に襲撃され、その時から真理子は行方不明となってしまう。

 一年後、ローガンは、友人で日本の公安に所属している「浅野徹心」から真理子の消息を教えられる。彼女は日本の巨大暴力組織「九頭竜(くずりゅう)/ナインヘッドドラゴン」のボス「矢志田信玄」の一人娘で、近く犯罪界の大物「黒萩秀樹」と政略結婚の予定だという。ローガンは真理子を救うため、日本に飛び、浅野たちの支援の元、矢志田邸に忍び込む。発見されたローガンは信玄の申し出で木刀での一騎打ちを挑むが、剣の達人の信玄に全く太刀打ちできない。さらにそこに現われた黒萩は、ローガンに再生能力を封じる薬剤を撃ち込む。


■感想

 映画「X-MEN」シリーズのメインキャラで、「X-MEN ZERO」では一人で主役を張ったウルヴァリンのアニメ。この「マーベル&アニマックス&マッドハウス」アニメの質は、前クールの「アイアンマン」で十分解っていたので安心して視聴できましたが、実際見てみてもやはり満足のいく出来栄え。「ハリウッド映画風」とか言うと言いすぎですが、子供キャラの一切出てこないアダルトなアニメで、小山力也氏の渋い声とあいまって実にいい感じ。

 前クールの「アイアンマン」では、スタークと子供キャラがからむ、いかにも日本アニメ的エピソードが有りましたが、今度の「ウルヴァリン」では暴力組織がどうの、恋人を救うのがどうの、という展開なので、それは無さそうです。また今のところ超能力を駆使した荒唐無稽な展開は無く、ハードさを前に押し出していますので、概ね「X-MEN ZERO」の雰囲気と言ってよいでしょう。

 アニメが始まって1分くらいで真理子が消えてしまい、Aパートで日本に飛び立つので「展開早っ!」とか驚いていましたが、意外にも最後は「信玄との対決の行方は? 続きは次回で!」的に意外に引っ張りました。これは全1クールでも意外とちまっとした展開かも。

 シナリオが「梶研吾」という人で「あれ? この人漫画の原作者じゃなかった?」とか不思議に思いましたが、意外と手広く仕事をしている人のようです。

 とりあえず、手堅く楽しめる作品のようです。