アニメ「TIGER & BUNNY(タイガー&バニー)」の感想です。
■概要
サンライズのオリジナル作品。アメコミ的ヒーロー物。キャラクター原案&ヒーローデザインを漫画家の「桂正和」氏が担当している。ヒーローたちのコスチュームに、現実の企業の宣伝ロゴが入っているのが話題の一つ。
■キャスト
鏑木・T・虎徹(ワイルドタイガー) 平田広明
バーナビー・ブルックスJr. 森田成一
カリーナ・ライル(ブルーローズ) 寿美菜子
アントニオ・ロペス(ロックバイソン) 楠大典
ホァン・パオリン(ドラゴンキッド) 伊瀬茉莉也
ネイサン・シーモア(ファイヤーエンブレム) 津田健次郎
キース・グッドマン(スカイハイ) 井上剛
イワン・カレリン(折紙サイクロン) 岡本信彦
アニエス・ジュベール 甲斐田裕子
アルバート・マーベリック 福田信昭
アレキサンダー・ロイズ 横島亘
ベン・ジャクソン 宝亀克寿
第1話 『#01 ALL's well that ends well.(終わりよければすべてよし)』
■あらすじ
舞台は架空の都市「シュテルンビルト」。この世界では45年前から超能力を持つ「NEXT」(ネクスト)という超人が出現するようになり、NEXTたちは企業をスポンサーにして社会公認のヒーローとなり、犯罪者を捕まえたりする事で獲得するポイントを競い合っている。そして彼らの活躍の様子はテレビ中継され、庶民の娯楽となっていた。
キャリア10年のベテランヒーロー「ワイルドタイガー」こと「鏑木・T・虎徹」は、あまりの暴れっぷりに「正義の壊し屋」という嫌なニックネームを貰いつつも、寛大なスポンサーに支えられて活動していた。ある事件で、ワイルドタイガーはフリーのヒーロー「バーナビー・ブルックスJr. 」に助けられるが、バーナビーは虎徹をおじさん扱いする。
しばらく後、虎徹の所属していた会社が突然大手企業に買収されてしまった。吸収相手の新しい勤務先は人情味溢れる前の職場とは違い、いかにもお堅い大手企業風。そこでいきなりコスチュームの変更と、別のヒーローとのコンビ結成を命じられる。そのコンビの相手とはあのバーナビーだった。
■感想
いよいよスタートの新番組。先週宣伝番組を見ていたので雰囲気はわかっていましたが、とっても面白い。主人公が子持ち(で、やもめ?)の中年男、相棒はクールな若者、二人は全くそりが合いそうに無い、という典型的な「バディ物」の構図です。基本的にはアメコミヒーロー世界にF1的設定を組み合わせたもので、ヒーロー物という面はもちろん有りますが、どちらかというとアメリカの刑事物のテレビドラマの様な雰囲気を感じさせます。
宣伝番組によると「大人向けのアニメ」云々のようです。まあ、「テレビ漫画」という時点で良い大人が見てくれるはずも無いと思うので、そっちの狙いは外れるとは思いますが、「渋い」感じがなかなか好感触。アニメというよりアメリカドラマを見る感じで楽しめそうです。
★おまけ1
ヒーローの一人「折紙サイクロン」の得意技は「見切れ」で、他のヒーローが写っているシーンの背後に写りこんでいることだそうですが、そういうのを「見切れ」というとは初めて知りましたです。
★おまけ2
視聴しながら、昔、タイガーだドラゴンだいう落語家のドラマが無かったっけとかぼんやり思っていました。