感想:オカルト検証番組「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリーE+(プラス)」『アポロ月着陸は陰謀なのか?』(2020年12月7日(月)放送)

人類の月面着陸は無かったろう論

幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリーE+(プラス) https://www.nhk.jp/p/ts/R88ZYP985X/
放送 NHK Eテレ。毎週月曜午後7:25~午後7:50(25分)

www.nhk.jp
【※以下ネタバレ】
 

他の回の内容・感想

perry-r.hatenablog.com
 

超常現象の謎を楽しみながら、その正体を徹底検証!
BSプレミアムで大好評を博したシリーズが、地上波・Eテレの夜に出現!
2014年に放送した総合テレビ版から名作をセレクト。最新情報などを加え再構成。
みなさんの心に引っかかっている謎と神秘と不思議の真相に迫ります!

光と闇のナビゲーター 栗山千明
語り 中田譲治
テーマ音楽 志方あきこ

 

アポロ月着陸は陰謀なのか? (2020年12月7日(月)放送)

 

内容

幻解!超常ファイルE+(プラス) アポロ月着陸は陰謀なのか?▽栗山千明
[Eテレ]2020年12月7日(月) 午後7:25~午後7:50(25分)


あなたの常識は間違っていた!?「空気がない月面で旗が風になびいた?」「月着陸はスタジオ撮影?」“人類は月に行っていない説”の証拠映像を、検証実験で真相に迫る!


「人間が月に行ったのはウソだって!」…もしあなたがお子さんに聞かれたら、反論できますか?実際、NASAの映像は奇妙な現象だらけなのに?「空気がない月面で、旗が風になびいた!」「宇宙空間に星がない!」「宇宙飛行士たちの影が平行ではない→光源は太陽ではなくスタジオ照明?」▽こうした不思議現象の謎を、さまざまな実験で徹底検証!月面でいったい何が起きたのか?あなたの常識を二転三転させる驚きと納得の25分!


【出演】栗山千明,【語り】中田譲治,【ゲスト】寺薗淳也

 
●人類は本当に月に行ったのか?

 1969年7月21日、アメリカの宇宙船アポロ11号は人類初の月着陸を果たした。そして1972年の17号まで合計6回の月着陸を行ない、12人の宇宙飛行士が月面に降り立った、とされる。しかし『月で撮影した』と称する写真や映像を詳しく調べてみると、どう考えてもつじつまの合わない点が次々と見つかっている。


・空気の無い月で旗が揺れている

 アポロ14号の宇宙飛行士が月に星条旗を立てた際、旗がヒラヒラはためいている。空気の無い月で旗がはためくわけが無い。


・空に星が映っていない

 月の夜空を見ると、星が一つも写っておらず、不自然。


・影の向きがおかしい

 近くに並んで立っている立っている宇宙飛行士二人の影が、ひとつは下向き、もう一つは上向き、とばらばら。現実にはあり得ない。

 また手前と奥で石の影の向きが「ハ」の字型に広がっている。太陽に照らされているのなら影は平行になるはず。複数のライトで照らしているからこうなったのでは?


・月着陸船の下の地面が平ら

 月着陸船の下の地面が平らである。月に着陸する時、着陸船は猛烈なロケット噴射をしているのだから、地面に大穴が開いていないとおかしい。



陰謀論の始まり

 1976年、ロケット技術者ビル・ケイシングは、こうした矛盾をまとめた本「我々は月に行っていない」を発表した。ケイシングの考えでは、有人宇宙飛行でソ連に先を越され、その後も宇宙開発で失敗続きだったアメリカが、1969年に月に人間を送り込めたはずがないというのである。

 ケイシングによれば、アポロ計画は、まず無人のロケットを打ち上げた後、宇宙飛行士はこっそりと抜け出してアメリカ西部にある秘密のスタジオに移動。そしてそこで月に着陸したかのように演技してその映像を放送し、最後に無人のカプセルが海に着水したタイミングでこっそり乗り込んで、まさに月から帰ってきたかのようにふるまった、のだという。この陰謀の真実を知っているのは、大統領と一部関係者だけだった、としている。

 アメリカは何故そんなウソ・でっちあげを行なったのか、と言えば、1960年代にアメリカはソ連に宇宙開発競争で遅れをとっており、ケネディは「1960年代中に月に人を送り込む」と宣言した。しかしアメリカの遅れた技術では、結局そんなことは不可能だった。しかし国家のメンツもあり、今更「計画は達成不可能」とは言い出せず、そこでインチキ映像で誤魔化したのだという。



●検証結果

 しかし、数々の月の映像・写真は本当におかしいのか?


・空気の無い月で旗が揺れている

 実験で空気を抜いた容器の中で小旗を動かしてみても、空気がある時と変わらずはためく事が確認された。

 実は空気の無い真空中の方が旗はよく揺れる。大気中では旗が揺れても、空気抵抗のためすぐに収まってしまう。逆に空気の無い月面では空気抵抗が無いので、大気中より長く揺れる。問題のシーンは宇宙飛行士の手の動きが旗に伝わって動いている。また空気が無い証拠として、旗のすぐ側を飛行士が通りかかってもピクリともしない。


・空に星が映っていない

 空に星が一つも写っていないのは、露出時間の関係。地上で実験してみても、星の光は微弱なため、星を撮影しようと思えば露出時間を長くとる必要がある。逆に地面に置いた「宇宙飛行士の立て看板」を被写体に撮影すると、明るすぎて星は写らない。

 また月面写真は、空が暗いため誤解されるが、地面に光が当たっているのを見ても解る通り、撮影したのは「昼間」である。昼間に星が写るわけがない。



・影の向きがおかしい

 まず「近くに並んで立っている立っている宇宙飛行士二人の影が、ひとつは下向き、もう一つは上向き」というのは、一人は下り坂、一人は上り坂、に立っていため、坂にそって影が伸びているだけ。

 また「手前と奥で石の影の向きが「ハ」の字型に広がっている」というのは、遠近法の関係。平行な二本の直線でも、遠近法の関係で手前は急な角度が付き、奥はあまり角度が付かない様に見える。これは月面だけでなく、地球でも普通に有る事である。



・月着陸船の下の地面が平ら

 実は月の地面は、表面は細かいチリが積もっているが、その下はガチガチに硬い。なぜかというと地球のように、風雨や生き物の活動で耕されず、細かいチリが降り積もっていくだけなので、石のように硬いのである。そのためロケット噴射でも大穴があくことは無い。



陰謀論者の反論

 しかし疑惑論者は、こういった検証には全く興味がない。彼らは「1969年に月に着陸できたのなら、何故その後も続けて行かないのか? 本当に人を送り込めるなら、今は月に基地が作れているはず」と主張する。

 しかしNASA陰謀論について公式に反論している。NASAのすることはマスコミに監視されていたし、莫大な予算を請求しているのだから、隠れて陰謀を企むなど不可能であるとしている。

 アポロ計画は国家の威信をかけた大プロジェクトだったので、多額の予算が請求出来た。しかしもはや今はそのような時代ではない。そのため、再度の有人月着陸や月基地建設などの計画は、財政悪化を理由に中止となった。

 アポロ計画以降人類が月に行っていないのは、陰謀でもなんでもないのである。


感想

 陰謀論の王道、「人類は月に行ってない」ネタの回。

 大抵のオカルトネタは「信じたほうが夢があるよね(笑)」的スタンスなのですが、このネタだけは「ふざけた事言ってんじゃないぞ、コンチクショウめ!! \(*`∧´)/ ムッキー!!」とマジになって反論したくなるくらいです。この「実は月に行っていない陰謀論」は、人類の宇宙開発の歴史を全否定しているかから許せないですよねぇ。


 あと同様の陰謀論否定のサイトがありました。ご参考までに。
 ↓
asios.org

 
 

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