ウルトラセブン 4Kリマスター版 NHK https://www4.nhk.or.jp/P6565/
放送 NHK BSプレミアム。
【※以下ネタバレ】
1967年10月1日に放送が開始された「ウルトラセブン」。当時のフィルムをデジタルスキャンし、4K・HDRでよみがえらせた4Kリマスター版を、NHKが初めて放送する。
第2話 緑の恐怖
あらすじ
ウルトラセブン 4Kリマスター版(2)「緑の恐怖」
[BS4K] 2021年04月11日 午前8:00 ~ 午前8:26 (26分)
『ウルトラセブン』初の4K化・国内初放送!宇宙から帰還したイシグロ隊員。彼の自宅でダンはある物体を発見する。その夜、自宅付近で次々と人間が何者かに襲われた。
1967年に地上波放送された『ウルトラセブン』を初の4K化・国内初放送!宇宙ステーションから一時帰還したイシグロ隊員。彼の自宅まで送り届けたダンは、イシグロ邸の庭で、地球には存在しないはずの“チルソナイト808”を発見する。その夜、イシグロ邸付近で人間が襲われる事件が続発する。この事件と“チルソナイト808”の関係は? 同じころ、イシグロの妻は夫の異変に気づく。
登場 … 生物X ワイアール星人
ある夜、とある洋館の庭に金属の塊が着陸する。
地球防衛軍の宇宙ステーションV3に勤務するイシグロ隊員が、一週間の休暇で地球に戻ってきた。ダンはイシグロを自宅まで送るが、庭先に金属の塊があることに気が付く。ダンは透視できないこの金属が「ワイアール星」で産出される「チルソナイト808(ハチマルハチ)」だと見抜くが、何故ここにあるのか分からない。
一方、イシグロは庭の金属より小ぶりな塊を小包で受け取ると机にしまい込む。そして夜、植物のような姿に変身して家を抜け出すと通行人を襲撃した。ダンは被害者を基地に連れ帰るが、彼らの目の前で被害者は植物の塊のような姿になり、アンヌに麻痺させられる。
それ以降、夜な夜な被害者が続出し、被害者が怪物化してまた別の人間を襲う、という事態となっていた。このまま手をこまねいていては、地球は怪物だらけの星と化すことになってしまうため、地球防衛軍は市民に外出禁止令を発する。ダンたちはイシグロ邸の金属塊を基地に運び調査しようとするが、あまりの硬さに全く手が出ない。
一方、イシグロは妻と共に列車で箱根に向かっていた。ダンは留守を預かるお手伝いから、奇妙な音が聞こえるという連絡を受け、イシグロの部屋に向かい、机の中に隠されていた金属塊を見つける。ダンがハンマーで金属塊を破壊すると、内部から電子部品が見つかると同時に、地球防衛軍内の巨大金属塊も崩壊し、中から意識不明のイシグロが発見される。
箱根に向かっていた偽イシグロは、イシグロ夫人の前で「ワイアール星人」の正体を現す。急行したダンたちの前に巨大化したワイアール星人が出現した。ダンはウルトラセブンに変身し、アイスラッガーでまっ二つにした後エメリウム光線で焼きはらった。
駆け付けてきたキリヤマたちに対し、ダンは、宇宙人が電送のような原理でイシグロ隊員の姿に化け、電子頭脳で行動をコントロールしていたと説明する。宇宙人に襲われた被害者は全員回復し、イシグロ夫人は本物の夫と再会することが出来た。
感想
評価は○。
第一話とうって変わってクオリティの高いホラーめいたエピソード。
謎の金属塊の出現から始まって、イシグロの奇妙な行動、夜な夜な徘徊する植物宇宙人、襲われた方も怪物化してさらに他の人間を襲うという設定、等、でグイグイ視聴者を引っ張る秀逸なエピソード。
惜しむらくはイシグロがどこで宇宙人に捕まったのかといった点が説明されていない事だが、そこを除けば30分物とは思えないほどの内容である。早くも名作の片鱗を漂わせ始めた、というところだろうか。
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