DARK SOULS (ダークソウル)
ゲームゲノム https://www.nhk.jp/p/ts/LJWWVGY6J2/
放送 NHK総合。
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【※以下ネタバレ】
ゲームゲノム
あなたの心に刻まれた“ゲームの遺伝子”を呼び覚ます!
第4回「究極の達成感 ~DARK SOULS~」(2022年10月26日(水)放送)
内容
ゲームゲノム 究極の達成感 ~DARK SOULS~
[総合] 2022年10月26日 午後11:00 ~ 午後11:30 (30分)
古今東西の名作ゲームを取り上げ、作品の魅力を深堀り。今回は「DARK SOULS」。難易度の高さから「死にゲー」の金字塔とも言われる本作が愛される理由を徹底解剖
ゲームを「文化」として捉え、名作の魅力を深堀りする教養番組。今回は権威あるゲームアワードで、過去50年で史上最高のゲームに選ばれた「DARK SOULS」。難易度の高さから「死にゲー」の金字塔とも言われる本作は、なぜそこまで愛されるのか?開発者の宮崎英高へのメールインタビューを交えながら、作品のファンである野田クリスタルと元ラグビー日本代表・福岡堅樹をスタジオに迎え、徹底的に語り合う。
今回のテーマは「ダークソウル」。
2011年発売のアクションRPG。2021年にイギリスで「過去50年間のゲームのランキング」で一位に選ばれた。シリーズ累計発売本数は3100万本。
◆キーワード「繰り返される死の試練」
このゲームはとにかくキャラが良く死ぬ。敵に取り囲まれてなすすべもなく死、ザコキャラのくせにやたら強い敵に一撃でやられて死、仕掛けられた罠に引っかかって死、と、そのパターンは数限りない。しかしプレイヤーは、キャラが死ぬ度に、敵に囲まれないように一対一の局面に持ち込む事を覚えたり、敵キャラの戦闘パターンを見切ったり、罠の回避の仕方を見つけ出したり、と、死を避けるすべを学んでいく。
<製作者 宮崎英高のコメント>
質問:何故こんな難易度の高いゲームにしたのか?
答え:困難に挑み、それを克服する達成感をテーマにしたから。そのため理不尽な難しさではなく、克服できる難易度にしている。
このゲームでは、敵を倒すと「ソウル」という、経験値と金銭を兼ねたものが得られるが、キャラが死ぬとソウルは全て失われてしまう。しかし失ったソウルは、キャラが死んだ場所に残留しているので、生き返って以前死んだ場所に戻れはソウルを回収できる。これにより、プレイヤーがゲームをやり直したくなるようになっている。
<コメント>
ダークソウルは、キャラの死は避けられるものではなく、当然起こることとしてデザインされている。そしてソウルを回収するシステムは、プレイヤーにやり直すモチベーションを与えるためのもの。
◆キーワード「リスクを恐れない」
強敵と戦う際、盾で防御しているだけでは追い込まれてしまう場合がある。その際に、危険を覚悟で、盾を防御ではなく、相手の攻撃をはらう、という動きをすることで、敵に隙を作り倒すチャンスを得ることができる。また強敵の懐に飛び込んでみたり、強い防具で速度が遅くなることを防ぐため、あえて弱くても軽い防具を選択する事もできる。これを推し進めると、スピードを最優先し、全く防具を身につけない、という戦い方もありうる。このように、随所でリスクとリターンを天秤にかけることができる。
<コメント>
質問:防具無しプレイを想定ていたか?
答え:考えてもいなかった。
◆キーワード「敗れし者の想いを継ぐ」
ゲーム世界は、住人は死んでも甦る「不死人(ふしびと)の呪い」をかけられており、主人公も呪われている。不死人は何度も甦るうちに、理性を持たない怪物「亡者」になり果ててしまう。主人公はこの呪いの謎を解くために旅をしているが、主人公の前には亡者たちが立ち塞がり、その中には主人公同様に世界の謎を解こうとして途中で力尽きた者もいる。またかつて交流した不死人が亡者となって向かってくることもある。
<コメント>
苦悩・悲壮・決意・絶望・凶器などを感じられるデザインにしている。
●総括
<コメント>
美しい物を描きたいという考えはある。ただしそれは自分たちらしい「美しさ」ではあるが……