【SF小説】宇宙英雄ローダン・シリーズが翻訳されなくなった時のために【ペリーペディア】

炎の嵐 (ハヤカワ文庫SF)

http://www.amazon.co.jp/dp/4150124221
炎の嵐 (ハヤカワ文庫SF) 文庫 2023/10/18
ロベルト・フェルトホフ (著), 工藤 稜 (著), ペーター・グリーゼ (著), 嶋田 洋一 (翻訳)
出版社:早川書房 (2023/10/18)
発売日:2023/10/18
文庫:272ページ

 
 ハヤカワ文庫から翻訳発行されている「宇宙英雄ローダン・シリーズ」。既に50年の歴史を誇りますが、なんか売れ行きがよろしくないような感触で、その内電子版のみになるとか、もっと悪いことに打ち切りにされそうとか、そんな雰囲気が無きにしも非ず……


 というわけで、そんな日に備えて、本国ドイツの情報サイト「ペリーペディア」を覗いてみました。
 ↓

Perrypedia
https://www.perrypedia.de/wiki/Hauptseite

www.perrypedia.de
 
 正直、このサイトが出版社の公式サイトなのか、はたまた巨大な同人サイトなのかすら理解していませんが(多分後者)、ドイツ語ができなくても大丈夫。何故かサイトに日本語翻訳用のボタンがついていますので、それを押すだけであっという間に日本語に。


 サイクル毎のあらすじはこちら。
 ↓

Zyklen Perrypedia
https://www.perrypedia.de/wiki/Zyklen

www.perrypedia.de
 
 サイクルごとの概要だけでなく、各話のあらすじもついています。まあなんて親切。

 例えばタルカンサイクル初回・1350話「滅びゆく宇宙タルカン」の内容はこんな感じ。

ペリー・ローダンは、フェルマー・ロイドとガッキーからカルタニンとタルカン(縮小する)宇宙 の他の民族の起源と歴史を学んだ後、カルタニンの多忙な活動の理由を探るため、 447NGZ年1月24日に湖北省を出発した。発見するコスモヌクレオチドDORIFER 。


447 NGZ 1 月 31 日午後 8 時 25 分、彼はDORIFER カプセル LEDA を持ってDORIFER ゲートを通過しました。DORIFER内では、サイオニック情報量子が無秩序に操縦し、静止しているように見え、最終的には全員がLEDAの位置に向かって突進するという証拠が確認されています。


ローダンは意識を失い、2月4日午後3時43分に目覚めます。LEDA の測定では、宇宙背景温度は 1000 度であり、その結果、背景が薄暗い赤色になっています。素電荷は 0.185 アトクーロンです。これらの値はカルタニンによって言及された値と一致するため、それらはタルカン宇宙にあるに違いありません。


315光年離れたところから、青い太陽の方向から超高エネルギーパルスが不規則な間隔で発生し、赤い太陽と緑の太陽2つが正五角形を形成します。さらなる情報を得るために、LEDA は青い太陽に向かって飛行します。

(以下略)

 
 ウン、大体言いたいことは解る。あらすじを掴むだけなら十分です。もし早川版翻訳版が冷酷に打ち切られたとしても、「ウォォ、もう続きが読めない」と泣かなくて済みそうではある……、まあ文庫版が続いてくれるに越したことはないので、このサイトに頼る日が来ないことを祈りたいものです。
 
 
戦闘部隊ラグナロク (ハヤカワ文庫SF SFロ 1-698)