【映画】感想:劇場アニメ「機動戦士ガンダムF91(フォーミュラ・ナインティワン)」(1991年)

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日曜アニメ劇場 https://www.twellv.co.jp/program/anime/sunday-animation/
放送 BS12。2023年12月24日(日)

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【※以下ネタバレ】
 

U.C.(宇宙世紀)0123年。コスモ・バビロニア建国を目指すクロスボーン・バンガードのMS群が、新興コロニーであるフロンティア4(※4はローマ数字)を突如奇襲した。仲間たちと共にフロンティア1(※1はローマ数字)へと逃げ込んだシーブックは、ひょんなことから母親が開発に携わった新型MSガンダムF91に乗り込み、戦いに身を投じていくことになる。

 

あらすじ

 スペースコロニー・フロンティアIVに武装組織「クロスボーン・バンガード」のモビルスーツが侵入し、駐留していた連邦軍に奇襲攻撃を開始した。クロスボーン・バンガードの指導者マイッツアー・ロナは、地球連邦政府が腐敗しているとして、高貴な人間による統治「コスモ貴族主義」を掲げ、連邦政府に反旗を翻したのだった。

 戦火の中で学生シーブック・アノーは、妹リィズや友人のセシリー・フェアチャイルドと共に避難しようとするが、セシリーはクロスボーン・バンガードモビルスーツに拉致され行方不明となってしまう。

 実はセシリーの本名はベラ・ロナといい、マイッツアー・ロナの孫娘だった。ところがマイッツアーの娘でベラの母ナディアは父親の掲げる思想に反発してベラを連れて出奔したため、長らく離れ離れになっていたのだった。セシリー/ベラの父親は、妻と娘に逃げられたことで精神的に打撃を負い、それ以来仮面で素顔を隠し「鉄仮面」と称していた。マイッツアーはベラに自分が建国しようとする新国家「コスモ・バビロニア」の旗印となってくれるように頼み、セシリー/ベラもそれを受け入れる。

 一方シーブックたちはフロンティアIVの隣のコロニー・フロンティアIにたどり着くが、そこで連邦軍の残党に無理やり徴用され、練習艦スペース・アークで働かされることになった。そこでシーブックは新開発の試作モビルスーツF91」のパイロットにされてしまう。シーブックたちはF91を昔の有名なモビルスーツになぞらえて「ガンダム」と呼ぶことにした。シーブックたちは、連邦政府がフロンティアIVの戦いを、コロニー同士の小競り合いとみなし、まったく重要視していないことを知る。

 クロスボーン・バンガードはフロンティアIにも攻撃を開始し、セシリー/ベラもモビルスーツで出撃した。しかし混乱の中でシーブックと再会し、スペース・アークへとやってくる。

 鉄仮面は地球の人間を効率的に粛正するため、完全自動で人間を殺害するロボット兵器・バグを開発しており、テストのためフロンティアIに投入した。シーブックとセシリー/ベラはバグを全滅させ、さらにモビルアーマーラフレシアに搭乗した鉄仮面と対峙した。そしてシーブックは鉄仮面を倒した。おしまい。


感想

 評価は○(まあ悪くはない)

 大体25年ぶりくらいの視聴。

 昔見たときは「コスモ貴族主義(笑)」「実態を持った残像(笑)」「何この結末、終わってないやんけ(激怒)」等々ひっかかるところが多くて、どうにもネガティブな印象ばかりが残ったのですが、四半世紀ぶりに改めて見直してみるとそう悪くもなく、結構楽しめました。


 まあ、とは言っても初代ガンダムのリメイク感が物凄いのは相変わらずで

・辺鄙なコロニーに武装したモビルスーツが侵攻してきて戦いになる
・主人公が民間人なのになりゆきで新開発の試作モビルスーツパイロットにされてしまう
・主人公の親はその新型MSの開発に関わっている
・金髪ヒロインは敵方の首脳部とつながりがあり、高貴な身分を偽名で隠している
・敵のエースパイロットは目を隠している

と、当時スタッフは新しいガンダム作る気あったのか、みたいな気になってきますな(笑)


 まあ初代ガンダムの焼き直し感が強くて新鮮味も薄いし、続きが展開されなかったも仕方ないか……
 

おまけ

 この映画のタイトルの「F91」を「フォーミュラ・ナインティワン」と呼ぶなんて今回初めて知ったわ! 32年を経て初めて知る真実! 今までずーっと「えふきゅうじゅういち」と読んでたぞ。
  

https://www.twellv.co.jp/program/anime/sunday-animation/archive-sunday-animation/sunday-animation-122/
2023年12月24日放送 機動戦士ガンダムF91


目覚めよ宇宙(そら)。ガンダム新時代第1章


機動戦士ガンダム』のメインスタッフ、富野由悠季安彦良和大河原邦男の3人が久々に顔を揃え、新たなるガンダムサーガの創造に挑んだ、1991年3月劇場公開の『逆襲のシャア』に続く劇場オリジナル第2弾。劇場公開時は115分だったが、後に5分ほどの新作カットを追加した「完全版」を、DVDなどで見ることができる。また、主人公シーブックたちのその後の物語は、メディアをコミックに変え『機動戦士クロスボーン・ガンダム』(角川書店刊・長谷川裕一・画)で語られることになる。


【出演者】
シーブック・アノー辻谷耕史
セシリー・フェアチャイルド冬馬由美
リィズ・アノー:池元小百合
カロッゾ・ロナ(鉄仮面):前田昌明
ドレル・ロナ:草尾毅
ザビーネ・シャル:梁田清之
レアリー・エドベリ横尾まり
ビルギット・ピリヨ:塩屋翼
グルス・エラス:竹村拓


【スタッフ】
原案:矢立肇
原作・監督:富野由悠季
キャラクターデザイン:安彦良和
メカニカルデザイン大河原邦男
音楽:門倉聡

 

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