ペリー・ローダン:ツイン=ソル恒星転送機

 久しぶりにペリー・ローダン百科事典更新です。

http://homepage2.nifty.com/archduke/PRSindex.htm

■ツイン=ソル恒星転送機(335巻/670話)

3459年11月にテラナーが太陽系に建設した恒星転送機。

 ツイン=ソルは、ソル(太陽)と「白色矮星コボルト」(直径188.67Km。質量は地球とほぼ同じ)から構成される恒星転送機。コボルトはテラナーが銀河系中枢部で発見し、恒星転送機として使用するために太陽系に移動させた。移動後のコボルトは、ソルを周回する軌道(ソルから2166万7000Km/およそ70光秒の位置)に乗せられた。

 ツイン=ソルは太陽系と銀河中枢部の恒星転送機「アルキメデス恒星三角系(アルキ=トリトランス)」を結んだ。

 ツイン=ソルは太陽系からの緊急脱出手段として建設された。3459年7月以降、太陽系は公会議勢力(ラール人・超重族連合艦隊)によって包囲され、ATGフィールドによってなんとか持ちこたえている状態だった。ローダン公会議勢力がATGフィールドを突破する可能性を考え、最後の逃走経路として恒星転送機を用意させた。

 そして、3460年3月、遂に公会議勢力がATGフィールドを突破した時、ツイン=ソルは地球・月および太陽系艦隊を太陽系からアルキ=トリトランスに脱出させるという重大な役目を果たした。そのあと、コボルトは太陽系の重力バランスを保つため、かつて地球が有った位置に移動させられ、転送機ツイン=ソルは消滅した。

●初出=335巻・670話・「ハイパー空間をこじあけて」・3459年