【SF小説】感想「テレポーター」(ローダンNEO 3)(2017年9月21日発売)

テレポーター (ハヤカワ文庫SF)

http://www.amazon.co.jp/dp/4150121443
テレポーター (ハヤカワ文庫SF) (日本語) 新書 2017/9/21
レオ ルーカス (著), Leo Lukas (原著), 鵜田 良江 (翻訳)
発売日 : 2017/9/21
新書 : 284ページ
出版社 : 早川書房 (2017/9/21)

【※以下ネタバレ】
 

ローダンたちは地球に帰還後、ゴビ砂漠にテラニアの建国を宣言する。中国軍包囲網からのアルコン人クレストの脱出計画が始まった


ゴビ砂漠に独立都市テラニアの建設を宣言したローダンは、中国軍が包囲するエネルギードームの内側に、都市の建造を開始した。だがクレストの病状が悪化し、彼を地球の医者に診せる方法を模索する。一方、児童保護施設での殺人事件に関与したとされ警察に追われるマーシャル、シド、スーは、次第にミュータントの力に目覚めはじめる。その頃、NASAのフレイト少佐たちは米大統領の密命を受けて密かに月を目指すが…

 

あらすじ

 第1シーズン(1~8巻)全8作の3作目。原タイトル:DER TELEPORTER(意訳:テレポーター)。

 ローダンたちは、中国軍に包囲されながら、エネルギードームの中で理想都市テラニアの建設を開始した。しかしクレストの容体は急速に悪化し、しかも月のアルコン人はローダンからの通信をトーラに取り次ごうとしないため、自力で対処するしか手が無くなる。ローダンはフリッパーをドームから目に付くように逃走させ、中国軍を引き付けさせておいて、その間に密かにマノリとクレストを脱出させる。二人は苦労の末、アフリカに住む白血病治療の権威ハガード博士の元にたどり着く。

 テレパスのマーシャル、テレポーターのシド、ヒーラーのスー、の三人は、当てもなくあちこちをさまよい続けた末に、ホーマー・G・アダムスに保護される。

 アメリカは月面のアルコン宇宙船を手に入れるため、宇宙船《スターチャイルド》を新たに月に送り込んだ。そして船長のフレイトたちは、同じ目的のロシア人宇宙飛行士たちと遭遇した。フレイトとロシア人の二人はアルコン宇宙船に入り込むものの、ロボットに追い回される羽目になり、フレイトは密かに持ち込んだ核兵器を爆発させて、宇宙船ごと自爆した。

感想

 今回はマノリとクレストの大冒険の巻……、のはずなのですが、フレイトのキャラが強すぎてその辺りが全部吹っ飛んでしまいました(笑)

 宇宙飛行士のマイケル・フレイトは、オリジナル版ではローダンのコピー的な真面目で素敵なキャラなのですが、NEOでは滅茶苦茶性格が悪い(笑) 息をするように自然にローダンたちの悪口しか言わない(笑) しかも登場した巻で即座に爆死(笑) 作家チームはフレイトが嫌いだったのか(笑)
 
 
 

他の巻の内容・感想は以下へどうぞ

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