【OVA】感想:アニメ(OVA)「装甲騎兵ボトムズ 幻影篇」第1話「ウド」(2010年)

装甲騎兵ボトムズ 幻影篇 1 [DVD]

ボトムズWeb http://www.votoms.net/
ボトムズWeb|幻影篇 http://www.votoms.net/gen-ei/
放送 AT-X

www.votoms.net
【※以下ネタバレ】
 

装甲騎兵ボトムズ 幻影篇 OVAシリーズ(全6話)
2010年3月26日(第1巻)~ 2010年10月27日(最終巻)発売


バニラ、ココナ、ゴウトが消えたキリコを追ってアストラギウス銀河を巡るシリーズ正統続編


グルフェーでの事件後、仲間に別れを告げずに姿を消したキリコ。ゴウトの提案で銀婚式を迎えたバニラとココナは、キリコをとの再会を期待して思い出の地を巡る旅に出る。ウド、クメン、サンサとアストラギウス銀河を巡るシリーズ正統続編。
あらたな戦いの中でキリコが見る世界とは―。

 

第1話 ウド (発売日:2010年3月26日)

 

あらすじ

ゴウトの提案で、銀婚式を迎えたバニラとココナは、キリコとの再会を期待して思い出の地を巡る旅に出る。
30年振りに降り立つ惑星メルキア・ウドの街。復興した街をよそ目に、キリコとの思い出の場所は昔の姿を留めていた。そこで二人はバトリングの興行ポスターを発見する。
かつてと変わらぬAT戦に熱狂するバトリング会場。そこには赤い肩を持つスコープドッグが……。

 
 全6話中の第1話。

 ココナは、折角再会したキリコをバニラが追い出してしまったと言って怒りを爆発させ、バニラもそれに反発し、二人は大げんかしてしまう。ゴウトは二人をなだめるため、今年が丁度二人の結婚二十五周年にあたることから、銀婚式を記念した思い出の場所を巡る旅をするように提案する。ココナは最初は渋るものの、ゴウトから、旅の途中でキリコと再会できるかもしれないと言われ、提案を承諾する。

 バニラとココナは、まずキリコと出会った街・ウドを訪れるが、ウドはすっかり再興し、きらびやかな姿へと変貌していた。二人は、思い出深いバニラのアジトやゴウトの事務所を訪れ、昔のまま全く変わっていないことを懐かしがるが、同時に最近ついた足跡が残っており、何者かがどちらにもやってきていたことに気が付く。ココナはキリコではないかと喜ぶが、バニラはその相手の見当がついたという。

 二人はバトリング会場を訪ね、ゴウトと再会した。ゴウトは二人の旅行を盛り上げるため、こっそりと先回りして準備していたのだというが、足跡については無関係の様だった。そこにル・シャッコが現れ、彼もまたキリコを探しているという。

 なりゆきでル・シャッコは地元のバトリング選手との試合を行うことになるが、ゴウトの知らない間にバトリングの筈が、武器を使用するリアルファイトが始まってしまう。さらに本来参加する筈だった選手は格納庫で殺されており、ル・シャッコが戦っているのは正体不明の相手だった。

 ル・シャッコは追い込まれつつも相手のATを撃破するが、謎のパイロットは爆発の中を既に逃走していた。ル・シャッコは自分でも理由は分からないがキリコに会う必要があると言って、バニラたちを困惑させる。

感想

 1994年の「赫奕(かくやく)たる異端」以来16年ぶりの更なる続編。お馴染みゴウト・バニラ・ココナの三人組が、キリコを探す旅に出たところ、ゆく先々で謎めいた事件が起こり……、というミステリータッチのストーリー。

 キリコが主役ではない変化球系の話ですが、馴染みのキャラたちが掛け合いをしつつお馴染みの場所を巡るので、雰囲気としては完全にボトムズTVシリーズのそれ。最後まで馴染めなかった「赫奕たる異端」と比較すると、よほど楽に受け入れられました。オープニング曲・エンディング曲がTVシリーズそのままというのも嬉しいところでした。

 まあ、ATがCGで描かれているのは時代の流れで仕方ないのでしょうけど、なんか重さが無いというか、手書きメカの魅力が醸し出せていないのには閉口しました。なんだかんだ言ってもこの辺りはまだまだ発展改良の余地があると思います……、って昭和世代だけの感想かな?
 
 
装甲騎兵ボトムズ 幻影篇 2 [DVD]
 

装甲騎兵ボトムズ 幻影篇
https://www.at-x.com/program/detail/12449


<ストーリー>
バニラ、ココナ、ゴウト。あの3人組が消えたキリコを追ってアストラギウス
銀河を巡るシリーズ正統続編。新たな戦いの中でキリコが見る世界とはー。


<スタッフ>
企画・製作:サンライズ
原案:矢立 肇
原作:高橋良輔
監督:高橋良輔
シリーズ構成:五武冬史
キャラクターデザイン:塩山紀生
メカニカルデザイン:大河原 邦男

総作画監督:竹内一義
美術監督 野村正信
CGIディレクター 畑田裕之
編集 瀬山武司
音響監督:浦上靖夫
効果:庄司雅弘(フィズサウンド
ミキサー:内山敬章
音響制作:オーディオ・プランニングユー
録音スタジオ:エーピーユー目黒スタジオ
音楽:乾 裕樹、前嶋康明
プロデューサー:塚田廷式、大河原 健
アニメーション:山路晴久
アニメーション制作:アンサースタジオ


<キャスト>
バニラ・バートラー:千葉 繁
ココナ・バートラー:川浪葉子
ブールーズ・ゴウト:富田耕生
ル・シャッコ :政宗一成
ナレーション:銀河万丈
ステビア桑島法子


2010年OVA作品 全6話

 

「幻影篇」あらすじ・感想まとめは以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 

アニメ「装甲騎兵ボトムズ」シリーズあらすじ・感想まとめは以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 

2020年視聴映画のあらすじ・感想の一覧は以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
3巻
装甲騎兵ボトムズ 幻影篇 3 [DVD]
4巻
装甲騎兵ボトムズ 幻影篇 4 [DVD]
5巻
装甲騎兵ボトムズ 幻影篇 5 [DVD]
6巻
装甲騎兵ボトムズ 幻影篇 6 [DVD]