BS-TBS|007シリーズ【吹替】 https://bs.tbs.co.jp/movie/007/
放送 BS-TBS。2022年1月1日(土)
【※以下ネタバレ】
007シリーズ第3弾。シリーズのスタイルを確立させた大ヒット作!
イギリスの金が大量に海外に流出。ボンドはその黒幕とされる“ゴールドフィンガー”に接触を試みる。彼は世界有数の金保持者で、自分の持つ金の価値を高めるためにアメリカの金を核汚染させようと企んでいたのだ……。
あらすじ
007/ジェームズ・ボンドはマイアミで休暇を楽しんでいたが、CIAのフェリックス・ライター経由でMからの新しい指令を受け取る。それはマイアミにいる実業家ゴールドフィンガーを監視せよというものだった。
ボンドはゴールドフィンガーがカードゲームの際、秘書のジルに対戦相手のカードをのぞかせて、その内容を無線で聴いてイカサマをしていることを発見し、イカサマを邪魔すると同時にジルと親密になる。しかし直後ボンドは何者かに襲われて失神し、目覚めるとジルは全身に金粉を塗られて窒息死していた。
ロンドンに帰還したボンドは、改めてMから新しい任務を与えられる。それはゴールドフィンガーがイギリスの金を国外に密輸しているので、その実態を暴くというものだった。ボンドはゴルフ場で偶然を装いゴールドフィンガーに接触し、金についての取引をもちかける。
そのあとゴールドフィンガーは飛行機にロールスロイスを乗せてスイスに飛び立ち、ボンドも後を追った。ボンドはスイスにあるゴールドフィンガーの工場に忍び込み、ロールスロイスが実は金で出来ていて、それを溶かしているシーンを目撃すると同時に「グランドスラム作戦」という謎の単語を耳にする。
直後、ジルの妹ティリーがゴールドフィンガーに復讐するため現れるが、すぐに見つかり、ボンドの目の前で殺し屋オッドジョブに殺され、ボンド自身も捕まってしまう。ボンドは殺されそうになるものの、ゴールドフィンガーに対しグランドスラム作戦の事を知っていることを匂わせたため、ゴールドフィンガーはボンドを殺さずに情報を聞き出すことに決める。
ボンドはアメリカ・ケンタッキーのゴールドフィンガーの屋敷に連れてこられ、そこでゴールドフィンガーと手を組んでいる空中サーカス団の団長プッシー・ガロアと知り合う。
「グランドスラム作戦」とは、アメリカ政府が保有する全ての金を収めた「フォートノックス基地」を襲撃して、核爆発で金を汚染するというものだった。この作戦が成功すれば、フォートノックスの金は半世紀の間使用できなくなり、その結果ゴールドフィンガーの所有する金の価値は最低でも十倍に跳ね上がる。また同時に西側の経済が大混乱し、ゴールドフィンガーを支援する東側諸国にとって有利になる、という一石二鳥の作戦だった。
翌日、プッシー・ガロアの教え子たちが操縦するセスナ機の編隊が、毒ガスをフォートノックスの上からまき散らし、兵士たちは瞬時に絶命してしまう。それを見計らってゴールドフィンガーの部下たちが基地に突入し、金庫に核爆弾を運び込んでボンドを手錠で縛り付けてしまう。
ところが突然死んだはずの兵士たちが起き上がって攻撃を開始し、不意を突かれたゴールドフィンガー一味は大混乱に陥る。ボンドは苦戦の末オッドジョブを倒し、駆け付けた兵士とCIAの活躍で核爆発も阻止された。実はボンドと恋仲になったプッシー・ガロアがガスを無害な物にすり替え、同時にアメリカ政府に計画を連絡していたのだった。
事件解決後、ボンドは大統領に会うために飛行機に乗るが、そこにはゴールドフィンガーが待ち伏せていた。しかしゴールドフィンガーは機内で銃を発砲し窓を破壊したために機外に吸い出されてしまう。ボンドとプッシー・ガロアは墜落するジェット機からパラシュートで無事脱出し、二人がいちゃついているところでエンド。
感想
評価は○(何度見ても面白い)。
昭和の時代に数回見ていて、今度が三十数年ぶり四回目くらいの視聴だと思いますが、何度見ても面白い。007シリーズを合計二十数作見た中で、文句なしに一番好きな作品です ( ´∀`)b
内容が、「ガチスパイアクション」と「ひたすら荒唐無稽な話」の間の「丁度良いところ」を絶妙に押さえていて、肩がこらず、かといって呆れもせず、きちんと最初から最後まで楽しめる、これぞ王道の痛快娯楽映画というやつですね。
見どころは多数ありますが、
・マシンガンやスリップオイルや回転するナンバープレート等を装備した「これこそボンドカー!」というイメージその物のアストンマーチン
・あんまりリアリティは無いけど、金を汚染して手持ち金の価値のつり上げを狙うという点にそこそこは納得感のある悪の計画。
・ムッチャクチャ強い悪玉の用心棒(ただし刃物付き帽子が武器というなんか特撮物のキャラみたいな面もあり)
・お色気とカッコ良さを併せ持つボンドガールのプッシー・ガロア
・「ゴールドフィンガァァァ~」という一度聴いたら絶対忘れられないあのテーマ曲
・コールドフィンガーがギャングたちにグランドスラム計画を説明するときの、無意味なまでに派手な部屋の中の模様替えシーン
などなど、何年経っても忘れられない要素が満載です。
これはまさに「娯楽映画かくあるべし」という名作ですねぇ。
https://www.bs-tbs.co.jp/movie/007goldfinger/
007/ゴールドフィンガー【吹替】
2022/1/1(土)
午後1:00~3:15
◆キャスト
ショーン・コネリー
ゲルト・フレーべ
オナー・ブラックマン
◆スタッフ
1964年/イギリス
監督:ガイ・ハミルトン