【映画】感想:映画「007/ドクター・ノオ(字幕版)」(007シリーズ1作目)(1962年:イギリス)

007/ドクター・ノオ [Blu-ray]

映画007|BS日テレ https://www.bs4.jp/007/
放送 BS日テレ。2023年5月4日(木)。

【※以下ネタバレ】
 

007シリーズ第1弾。ジェームズ・ボンドが初登場。この作品から伝説は始まった!


宇宙ロケットを妨害する怪電波の調査に当たっていたイギリス諜報部員がジャマイカで殺された。早速現地に派遣されたのは、コードネーム=007ことジェームズ・ボンド。そこで彼はドクター・ノオと名乗る中国人博士が所有する謎の島に秘密が隠されていることを知る……。劇場公開と共に世界中のファンを虜にした007シリーズの第一作! ショーン・コネリーは本作で一躍スターへの仲間入りを果たした。日本でも初公開時は『007は殺しの番号』のタイトルで登場し、熱狂的に迎え入れられた記念すべき作品だ!
(1962年製作)

 

あらすじ

 ジャマイカにいたMI6の諜報員ストラングウェーズ中佐とその秘書が何者かに殺された。Mはジャマイカとの連絡が途絶したため、すぐさま007/ジェームズ・ボンドにジャマイカに向かう様に命じる。ストラングウェーズはアメリカからの依頼を受け、ケープカナヴェラル基地に向けて発信されている妨害電波について調査していた。

 ジャマイカに乗り込んだボンドは、CIAの諜報員フェリクス・ライターと共に調査を開始し、クラブ・キーという立ち入り禁止の島に住むドクター・ノオという人物が怪しいと睨む。ノオの部下たちは、次々とボンドの命を狙うもののことごとく失敗する。

 ボンドはクラブ・キーに乗り込み、ここで貝を採集に来ていたハニー・ライダーという美女と出会うが、ともにノオの部下に捕まる。ノオはスペクターという組織の一員で、月ロケット打ち上げを妨害して力を示すつもりだった。

 牢屋に閉じ込められたボンドだったが、すぐさま脱出すると、原子炉の出力を危険なところまで上昇させたためノオたちは月ロケット妨害どころではなくなってしまった。ボンドはノオを倒し、ハニーと共に島を脱出すると、直後島の施設は大爆発した。

 最後、ボンドが漂流しているボートの上でハニーと良い雰囲気になったところに、ライターの船が迎えに来て〆。


感想

 評価は△(だるい……)。

 007シリーズの記念すべき第一作。多分40年ぶりくらいに視聴しましたが、いや、これはちょっと……、あまりにもあまりすぎた(失望)

 とにかく地味というか、殆ど何も起こらない映画。ボンドが颯爽とジャマイカに乗り込んだのは良いのですが、車を尾行されたり、刺客を送り込まれたり、毒グモを送り込まれたり、と書くと凄そうですが、実際は危機とも呼べない大したことのないイベントばかりで一時間15分くらい使ってしまい、あまりの起伏の無さにもう退屈で退屈で……

 残り30分くらいで、ボンドたちが島に乗り込むものの、良いところもないままノオに捕まって牢屋に放り込まれ……、と思ったら簡単に牢屋から脱出すると、出た先は都合よく敵の重要施設で、楽々原子炉の操作盤に近づいて、ハンドルをぐるぐる回して出力を限界以上に上昇させると、もうそれで基地の中が大パニックになり、あとはちょっとノオと殴り合いして倒してしまって、ハイおしまい……、うぉぉ、何だこれ。

 残り15分くらいになった時点で何も解決していないので、「ボンドはどうやって陰謀を阻止するのか……」と違う意味でハラハラしていたら、ハンドルグルグルで解決とは……(トホホ)


 まあ、「リアリティの無い派手なアクションを排した作風」と言えなくもないのですが、スパイ物というより探偵物か何かみたいな感じで、求めていた物とあまりに違い過ぎました。007映画も最初はこんなに地味だったんですねぇ(嘆息)
 
 

https://www.bs4.jp/007/
5月4日(木)21:00~23:15放送


【出演者】
ショーン・コネリー、ジョセフ・ワイズマン、ウルスラ・アンドレス

 

2023年視聴映画のあらすじ・感想の一覧は以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 
 
ドクター・ノオ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]