神田伯山の これがわが社の黒歴史 NHK https://www.nhk.jp/p/ts/XL1JYWZLNZ/
放送 NHK総合。
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【※以下ネタバレ】
黒歴史とは、苦労の歴史。どの会社も一つや二つは抱える、企業の失敗の物語を、ほじくり返してまいりましょう…。
第6回「コクヨ 暴走!デジタル妄想会議」(2023年7月26日(水)放送)
内容
神田伯山の これがわが社の黒歴史(6)コクヨ 暴走!デジタル妄想会議
[総合] 2023年07月26日 午後11:00 ~ 午後11:30 (30分)
講談師の神田伯山が企業の苦労の歴史を語る異色の経済番組!第6弾は事務用品メーカー「コクヨ」のデジタル改革をめぐる妄想と迷走の物語。演じるは『ウルトラ怪獣』たち。
講談師の神田伯山が企業の苦労の歴史を語る異色の経済番組!今夜は大手事務用品メーカー「コクヨ」の物語。時は2010年代、デジタル・イノベーションの荒波にさらされたコクヨ。「このままでは生き残れない…」危機感から挑んだのはデジタル時代対応の新商品開発。アメリカ流のクリエイティブなやり方を導入して会議を重ね「文房具×IoT」をキーワードに渾身の企画を生み出したものの…。コマ撮りはあの『ウルトラ怪獣』!
【出演】講談師…神田伯山,【語り】星麻琴
一幕 荒波
2010年代。コクヨはデジタル革命に対応した製品を出そうとしていた。
コクヨは既に2009年に超高画質のビデオ会議システム「XVD」を作ったものの、一台250万円もしたためさっぱり売れず。続けて、手書きのノートに書いたものが変換されてデジタル文書になるという「デジアナノート キャミアップS」をリリースしたものの、変換ミスが多くやはり売れず。
二幕 新風
社員たちはグーグルとかがやっている20パーセントルール(勤務時間のうち20パーセントは本業以外のことに使って新しい製品を生み出す)を始めた。
三幕 新風
社員たちはIoT(Internet of Things/従来ネットに関係なかったものをネット接続する)というキーワードから文房具とネットを接続することを考えつく。そして小学生が使うペンと親のスマホを接続し、ペンから情報を送ることで、共働き世代の親でも子供の行動を見守りできる、という製品を思いついた。そして新商品「見守りペン」の試作品が完成した。
四幕 暗転
しかし開発が進み、役員へのプレゼンの直前になって、プレゼン資料のため親たち500人にアンケートを取ってみると、8割の親からは「こんな商品は必要ない」という答えが帰ってきてしまう。その内容は「見守りくらい出来ている」「塾に行かせているので問題無し」「子供を縛り付ける気か」というネガティブな反応のオンパレードだった。そしてペンは親たちからの需要が無い事が明白になり、見守りペンプロジェクトは中止になってしまった。
五幕 再起
しかし社長がIoTに可能性を見い出したため、改めてこの路線で新製品を開発することになり、今度はマーケットリサーチを徹底し、子供たちが宿題をしているところを動画で撮影して調査した。その結果解ったのは「子供たちは、すぐに宿題に飽きて遊んでしまっている」という事実だった。
そこで2019年に子供に宿題をやる気にさせる「しゅくだいやる気ペン」を発売。動きに反応してLEDが光ったりゲーム感覚で宿題が出来るようなものを作ったところ、これが大ヒットとなった。
感想
まあ、今回の話は、なんか「新製品考えろ!」とか言われた過去の経験とオーバーラップして、なんか他人事に思えない内容でしたな。試作品段階で済んで良かった良かった(?)
あと……、コクヨの社長がめっちゃ若い!
講談師の神田伯山が「企業の黒歴史(=苦労の歴史)」を講談にして語る異色の経済番組!黒歴史を笑いに変えながら、今に生きる教訓をあぶりだす。
個性豊かなキャラクターによるコマ撮り演出も必見です!
MC 神田伯山 (講談師)