感想:アニメ「Another」第5話「Build limbs -拡散-」

アナザー【北米版】

 アニメ「Another(アナザー)」(全12話)の感想です。
(※以下、今回の話の結末まで書いてありますのでご注意ください)

■TVアニメ Another 公式サイト
http://www.another-anime.jp/

 BSデジタル放送BS11(イレブン)での視聴です。

第5話 『#05 Build limbs -拡散-』


■あらすじ

 恒一は看護士の清水がエレベーターの事故で死んだ事を知らされる。

 恒一は図書室で過去の卒業アルバムを調べ、母親が写っているクラス写真を見つける。司書の千曳は母親を知っており、15年前に恒一を産んだとき亡くなったと聞くと、「そういうことだったのか」と一人で合点する。

 3年3組は亡くなった桜木ゆかりの代わりに赤沢泉美がクラス委員となった。赤沢は恒一に「クラスの決め事」云々と口にした後、いきなり謝罪する。クラスのメンバーは恒一がいないところで何かを話し合っていた。その決定に納得がいかない高林は、恒一の全ての疑問に答えるというが、まず見崎鳴の事について話そうとした途端心臓発作を起こしそのまま死ぬ。

 6月4日。3年3組の人間も教師も恒一が見えないかのように無視し始めた。放課後、恒一は誰かが残した「事情は見崎鳴に聞け」というメモと、クラス名簿を元に、人形館に向かう。クラス名簿からは鳴の名前が横線で消されていた。

 鳴は恒一に全ての事情を明かす。鳴もまた恒一と同様「いない者」として学校で無視されている人間だった。26年前の事故の翌年、何故か3年3組の人間が規程の人数より一人増えていたが、一体誰が増えていたのか誰にも解らなかった。しかも3組では毎月クラスの生徒や家族が次々と死んでいった。おそらく死者がクラスの中に入り込み、そのために3組の関係者は死に近づいてしまったのだと推測された。学校は様々な対策をとったもののこの現象は防げなかった。ところが10年前、ようやく有効な対策が発見される。それはクラスのうちの一人を「いない者」として無視することで、クラスの人数を本来の数に戻すというものだった。鳴は今年の5月からその「いない者」に選ばれたのだった。そして鳴を無視せず普通に扱った恒一も、「クラスの決め事」を破った故に「いない者」にされたのだった。


■感想

 すごい村八分ルール。これで恒一がどうにかなったらこの学校訴えられる、いやそれ以前に即時に人権云々で訴えられるぞ。と思ったけど、舞台の町はド田舎くさいので上から下まで「決め事」に従っているような気がしてきた…、怖っ、日本よりアメリカの田舎町でありそうな感じの設定だ。