【海外ドラマ】感想:海外ドラマ「特攻野郎Aチーム」シーズン2 第16話「爆走戦車で敵中突破!」

特攻野郎Aチーム シーズン 2 バリューパック [DVD]

特攻野郎Aチーム シーズン2 https://www.twellv.co.jp/program/drama/a-team-s2/
放送 BS12。

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【※以下ネタバレ】
 

不可能を可能にし、巨大な悪を粉砕する。俺たち、特攻野郎Aチーム
命知らずの個性派集団“Aチーム”の活躍を描く、80年代を代表する痛快アクション・アドベンチャー

 

シーズン2 第16話「爆走戦車で敵中突破!」 SAY IT WITH BULLETS

あらすじ

ブラウン伍長は、陸軍基地での武器密売に関わっていた兄のポールの死の真相を暴くためAチームを雇う。だがAチームは、彼女がAチームの居場所をデッカー大佐に報告していることを知らずにいたのだ。ハンニバル(ジョン・スミス)はそれを知り、陸軍基地の宿泊所にAチームが人質を取っているとデッカーに思い込ませる。国家警備員たちは巧妙な手口、つまりステレオから流れる戦争の音響効果を聞き、発砲されたと勘違いしたのだ。

 
 冒頭。陸軍中尉メイソン・ハーネットが武器をゲリラに横流しする取引を進めていた。ハーネットの部下ポールは良心の呵責でもう止めたいとハーネットに頼む。

 Aチームは陸軍伍長シャーロット・ブラウンから接触を受け、彼女の弟ポールの死について調べてほしいと依頼される。ポールは上官のハーネットと共に武器横流しに関わっていたが、止めたいと漏らしていた矢先に死んでしまったのでハーネットに殺されたに違いないという。

 Aチームはハーネットの自宅に忍び込み、倉庫をレンタルしていると知ってすぐさま向かうと、倉庫の中には武器が山積みになっていた。しかしそこにゲリラたちが現れて銃撃してきたため、Aチームはすぐに逃走する。

 そのあとシャーロットがデッカー大佐たちと共に倉庫にやってくるが、中身はカラだった。デッカーはAチームが仕事に利用するために武器を持ち去ったと推測する。シャーロットはデッカーがハーネットを逮捕する代わりにAチームをおびき出す、という取引をしていた。

 ハンニバル、フェイス、コングはワシントンから来た軍人のふりでフォートタッカー基地に乗り込み、監査をすると言ってハーネットをオフィスから追い出す。そして基地の外で待ち構えていたターニャはハーネットを誘惑して自宅に入り、服に隠しマイクをつけるがすぐにばれてしまう。ターニャの危機を知ったモンキーはすぐに駆け付け、ハーネットを縛り上げた。

 ハンニバルたちはハーネットのオフィスで書類を調べ、武器横流しの証拠を見つけるが、既にデッカー達に包囲されていた。ハンニバルはシャーロットを人質にしてすぐさま逃走したものの、基地は厳重に封鎖されてしまっていた。

 ハンニバルたちは来客用のゲストハウスに忍び込み、「戦場の効果音」というレコードを見つけ、遠隔操作でプレイヤーを動かせるようにしてから、わざわざデッカーに挑発の電話をかけ、逆探知させてからハウスを抜け出す。コングはデッカー達はゲストハウスを包囲したタイミングでプレイヤーを起動してレコードに収録された銃撃音を鳴らすと、デッカー達は撃たれたと思って猛射撃を行うが、調べてみると建物の中はカラだった。その間にハンニバルたちは戦車を見つけて乗り込み、デッカー達を蹴散らして基地の外まで逃走した。

 基地の外でハンニバルたちはモンキーたちと合流し、ゲリラが郊外のハーネットの別荘に武器を持ち込んで潜んでいることを知る。Aチームはすぐさま乗り込むとゲリラたちを捕まえるが、そこにデッカー達が来たためすぐに逃走した。

 最後、シャーロットがAチームの面々にギャラが少ないことを詫びていたが、ハンニバルはデッカーをきりきり舞いさせられたので良かったとか言ってニコニコして〆。


感想

 今回は小道具?で戦車が出てくるゴージャスな回でした。

 悪事の主犯ハーネット中尉は存在感が薄く、ハンニバルたちにオフィスを追い出された後、ターニャの色仕掛けにひっかかった挙句、モンキーにふん縛られて終わり、という雑魚っぷりで、もういてもいなくてもいいような役回りでしたが……

 その代わりとして、今回はデッカー大佐たちが大活躍、わなを仕掛けてAチームをホームとでもいうべき陸軍基地におびき寄せ、準備万端で捕まえようとたくらみます。しかしAチームも負けずに、そのあたりに放置していた(?)戦車を頂いてデッカーたちに大砲をぶっ放して蹴散らし、最後は基地のフェンスをぶっ壊して外に脱出という痛快ぶり。

 戦車は車種とかはよくわからず、たぶん本物ではなく撮影用のものだと思うのですが、しっかりキャタピラでガンガン走り回っておりなかなかの迫力でした。しかし車内を映した(という体の)映像では、コングが操縦、フェイスがその左に座り、ハンニバルが照準+発射という役回りでしたが……、弾を込める人がいないじゃん!(笑)

 今回はハンニバルは戦車に乗った途端ノリノリとなり、「自分にも子供の頃がありまして、クリスマスが楽しみで」とか思い出を語り出し、コングとかフェイスが苦い顔をしているのにもかまわず嬉しそうに大砲の弾をぶっ放している場面が妙に面白かった(笑)

 今回のモンキーのおとぼけは、自分がテレビ番組のスターという設定で、一人で「モンキー・ショウ」とか「西部のモンキー」とかをのべつ幕なし演じており、故・富山敬氏の軽妙な演技が面白いのなんの。最後はコングにテレビのリモコン(?)を取り上げられ、ボリュームを最低にされた挙句に車内に捨てられて黙り込む羽目に、というオチがらしくて笑えました。
 
 
 

他の回の内容・感想は以下のリンクからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 

特攻野郎Aチーム シーズン2
命知らずの個性派集団“Aチーム”の活躍を描く、80年代を代表する痛快アクション・アドベンチャー


シーズン2も”ハンニバル”ことジョン・スミス(ジョージ・ペパード)、”フェイスマン”ことテンプルトン・ペック(ダーク・ベネディクト)、”コング”ことB・A・バラカス(ミスター・T)、そして”クレイジーモンキー”ことH・M・マードック(ドワイト・シュルツ)の金しだいで何でもやる腕利きの軍人チームが、ジンバブエにあるダイヤモンド鉱山からベルエアーの怪しげな通りまで危険な冒険を繰り広げる。
(日本語吹替)



【出演者】
キャスト:役名(吹替)
ジョージ・ペパード:“ハンニバル”ジョン・スミス(羽佐間道夫
ダーク・ベネディクト:“フェイスマン”テンプルトン・アーサー・ペック(安原義人
ドワイト・シュルツ:“クレイジーモンキー”H・M・マードック富山敬
ミスター・T:“コング”ボスコ・アルバート・バラカス(飯塚昭三


【スタッフ】
製作総指揮:スティーブン・J・キャネル、フランク・ルポ