【海外ドラマ】感想:海外ドラマ「特攻野郎Aチーム」シーズン2 第13話「チャイナタウンの決闘」

特攻野郎Aチーム シーズン 2 バリューパック [DVD]

特攻野郎Aチーム シーズン2 https://www.twellv.co.jp/program/drama/a-team-s2/
放送 BS12。

【※以下ネタバレ】
 

不可能を可能にし、巨大な悪を粉砕する。俺たち、特攻野郎Aチーム
命知らずの個性派集団“Aチーム”の活躍を描く、80年代を代表する痛快アクション・アドベンチャー

 

シーズン2 第13話「チャイナタウンの決闘」 THE MALTESE COW

あらすじ

サム・イエンが経営するレストラン“金の塔”は見かじめ料を払えず、中国人の秘密組織に破壊されそうになっていた。

 
 チャイナタウンのゴールデン・パゴダ・レストランに黒覆面で銃を持った男たちが押し入り、店内で銃を乱射した後、客から金目の物を奪い、さらに店主に「安全保障料」を払うまで何度でも来ると言い残して立ち去る。

 Aチームはレストランの店主サム・イェンの連絡を受けチャイナタウンに急行した。サムはかつてベトナム戦争中にAチームをかくまって助けてくれた恩人だった。レストランを襲ったのは一年前に中国からやって来た組織「ラン・チン」の構成員で、チャイナタウンの店を脅し金を搾り取っていた。

 Aチームはラン・チンの本拠を偵察し、リーダーが「ワン・チュー」という男だと突き止める。そしてレストランに黒覆面たちが再度やってくるとすぐにKOし服を奪ってしまう。さらにサムの娘の恋人で無理やりラン・チンに参加させられている若者トムから、本日国外追放されているギャング・クリス・トーマスが秘密裏に帰国してラン・チンに保護される予定だと知る。ワン・チューはクリス・トーマスに麻薬関係の仕事を任せるつもりだという。

 ハンニバルたちはラン・チンの構成員に変装して首尾よくラン・チンの本拠に忍び込むと、ワン・チューを脅して金を払わせ、またすぐに町から出ていくように警告する。さらに港に向かい、帰国してきたクリス・トーマスを取り押さえる。ところがそこにクリス・トーマスを逮捕するつもりだった警察が現れ、クリス・トーマスは逃げてしまい、代わりにハンニバルたちが不審者として逮捕されてしまった。

 Aチーム一行はすぐさま警察署を脱出するが、サムたちが潜んでいた隠れ家は空っぽで、既にラン・チン一味に拉致された後だった。Aチームは本拠から出てきたワン・チューとクリスを捕まえると、本拠に立てこもり、他の構成員が戻って来た時に迎え撃つ準備を進める。そして戻って来たラン・チン構成員を花火で幻惑しておいて叩きのめした。

 クリス・トーマスが持っていた牛の置物の中からは、麻薬密売関係者の情報を収めたマイクロフィルムが見つかった。Aチームは縛り上げたクリス・トーマスを警察署の前でマイクロフィルム持参で放り出してさっさと逃走し、クリス・トーマスは警察に逮捕された。最後は奇麗になったレストランでAチームとサムたちが明るく話して〆。

感想

 めちゃくちゃ面白おかしいエピソード。

 Aチームが悪党からみかじめ料を要求されている善良なレストラン店主を助けるというお馴染みの展開ですが、その店主がベトナム戦争時代にAチーム(モンキー含む)を地下室でかくまった過去があり、Aチームが報酬抜きで仕事に向かうというのがいつもとちょっと違う味付けです。


 モンキーは今回はハンフリー・ボガートの「フィリップ・マーロウ」物映画を見過ぎたとのことで、四六時中とにかくハードボイルドな口調でハードボイルドっぽいセリフを連発しており、富山敬氏の達者な演技もあってめちゃくちゃ笑えます(笑)

 英語タイトル「THE MALTESE COW(マルタの牛)」というのもフィリップ・マーロウの「マルタの鷹」のしゃれみたいなもので、マーロウぶっているモンキーが牛の置物を見て「マルタの牛」とか騒ぎ出す下りはもうおかしくておかしくてしょうがありませんでした(笑)

 クライマックスの、ラン・チンの本拠で中国風の花火に火をつけまくる展開は、正直見た目が派手という以外に何の意味があったのかまるで解りませんでしたが、まあそこはAチームの話だから野暮なことは言わないようにします(笑)
 
 

他の回の内容・感想は以下のリンクからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 

特攻野郎Aチーム シーズン2
命知らずの個性派集団“Aチーム”の活躍を描く、80年代を代表する痛快アクション・アドベンチャー


シーズン2も”ハンニバル”ことジョン・スミス(ジョージ・ペパード)、”フェイスマン”ことテンプルトン・ペック(ダーク・ベネディクト)、”コング”ことB・A・バラカス(ミスター・T)、そして”クレイジーモンキー”ことH・M・マードック(ドワイト・シュルツ)の金しだいで何でもやる腕利きの軍人チームが、ジンバブエにあるダイヤモンド鉱山からベルエアーの怪しげな通りまで危険な冒険を繰り広げる。
(日本語吹替)



【出演者】
キャスト:役名(吹替)
ジョージ・ペパード:“ハンニバル”ジョン・スミス(羽佐間道夫
ダーク・ベネディクト:“フェイスマン”テンプルトン・アーサー・ペック(安原義人
ドワイト・シュルツ:“クレイジーモンキー”H・M・マードック富山敬
ミスター・T:“コング”ボスコ・アルバート・バラカス(飯塚昭三


【スタッフ】
製作総指揮:スティーブン・J・キャネル、フランク・ルポ