スパイ大作戦|BSジャパン http://www.bs-j.co.jp/missionimpossible/
放送 BSジャパン。
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海外ドラマ「スパイ大作戦」あらすじ・感想まとめ(トップページ)
アメリカでの放送時期
1968年10月~1969年4月。全25話(第54話~第78話)
登場人物
●ジム・フェルプス(ピーター・グレイブス)(声:若山弦蔵/麦人 ※追加収録部分のみ)
IMF2代目リーダー。
●ローラン・ハンド(マーティン・ランドー)(声:納谷悟朗)
変装と手品の名人。
●シナモン・カーター(バーバラ・ベイン)(声:山東昭子/弥永和子 ※追加収録部分のみ)
元モデルの美女。
●バーニー・コリアー(グレッグ・モリス)(声:田中信夫/丸山壮史 ※追加収録部分のみ)
メカニックや小道具の担当。
●ウィリー・アーミテージ(ピーター・ルーパス)(声:小林修/高瀬右光 ※追加収録部分のみ)
元重量挙げ選手。怪力。後方支援担当。
各話のあらすじ・感想
※サブタイトルが、BSジャパン放送分とオリジナルタイトル(DVD収録分)で異なっている場合は、カッコ内にオリジナルタイトルを記載した。
話数(通算) | 邦題 | 原題 | 舞台・任務 | 評価 |
---|---|---|---|---|
01(54) | プリンセスの帰還 (甦ったプリンセス) | The Heir Apparent | ポビア国。国王の地位を狙う将軍の陰謀の阻止 | ◎ |
02(55) | 奇跡のカムバック 前編 | The Contender Part1 | アメリカ国内。スポーツ界の八百長蔓延の阻止 | △ |
03(56) | 奇跡のカムバック 後編 | The Contender Part2 | 同上 | △ |
04(57) | 道を外した傭兵たち (密室の金塊) | The Mercenaries | アフリカ某国。外人部隊指揮官の処分と金塊の回収 | ○ |
05(58) | 死刑執行1時間前 (処刑作戦) | The Execution | アメリカ国内。食品業界の大物の政界支配の阻止 | ○ |
06(59) | 汚された修道院 (酸素テントの中) | The Cardinal | 某国。独裁を目論む将軍の陰謀の阻止 | ○ |
07(60) | 若返った女帝 (独裁宣言) | The Elixir | サン・コルドバ。故大統領夫人のクーデター計画の阻止 | ○ |
08(61) | 美しき外交官夫人 (二重スパイをでっちあげろ!) | The Diplomat | アメリカ国内。盗まれた軍事機密の処理 | ○ |
09(62) | もう一冊の台本 (巨頭会談) | The Play | 東側国家UCR。反米的文化相の失脚 | △ |
10(63) | 美食家が覗いた未来 (幻の契約書) | The Bargain | アメリカ国内。追放された元独裁者の野望の阻止 | ◎ |
11(64) | コールドスリープ (一千万ドル強奪事件) | The Freeze | アメリカ国内。盗まれた1000万ドルの回収 | △ |
12(65) | 捕らわれた女スパイ (スパイ交換作戦) | The Exchange | 東側某国。シナモンの救出 | ○ |
13(66) | エリート情報官の推理 (欺瞞作戦) | The Mind of Stefan Miklos | アメリカ国内。敵側スパイへの偽情報の提供 | ○ |
14(67) | バイオ兵器実験 (生体実験) | The Test Case | 某国。細菌兵器研究の壊滅 | ○ |
15(68) | 奴を証人席へ! | The System | アメリカ国内。カジノ支配人の裁判への出廷 | ○ |
16(69) | ガラスの監獄 (ガラスの監房) | The Glass Cage | 某国。レジスタンスリーダーの監獄からの救出 | ○ |
17(70) | 審判の日 (プルトニウム240) | Doomsday | ヨーロッパ某国。プルトニウムの奪回 | ○ |
18(71) | ウィークポイント (ウィークポイントをつけ!) | Live Bait | 某敵国。味方スパイの嫌疑を晴らす | ◎ |
19(72) | 地下百メートルからの脱出 (地下百メートルの円盤)(前編) | The Bunker Part1 | 某敵性全体主事国家。ミサイル開発研究者夫妻の救出とミサイルの破壊 | ○ |
20(73) | 地下百メートルからの脱出 (地下百メートルの円盤)(後編) | The Bunker Part2 | 同上 | ○ |
21(74) | ニトログリセリン | Nitro | カラク王国。国王暗殺の阻止 | ○ |
22(75) | 女スパイ・ニコル (女スパイが燃える時) | Nicole | 某敵国。二重スパイリストの入手 | △ |
23(76) | 出入り簡単な金庫室 (金庫へ追い込め!) | The Vault | コスタ・マテオ。大蔵大臣の着服の暴露 | ○ |
24(77) | キャバレーでの出来事 (幻の殺人) | Illusion | 東ヨーロッパ人民共和国。秘密警察長官候補二人の失脚 | △ |
25(78) | 尋問 (訊問) | The Interrogator | 某非友好国。敵側スパイからの秘密の聞き出し | △ |
感想
シーズン3は、シーズン2に引き続き「フェルプス・ローラン・シナモン・バーニー・ウィリー」のゴールデンチームが活躍する、いかにも「スパイ大作戦」らしいシーズンでした。
個人的に最高のエピソードだと思うのが1話(通算54話)「プリンセスの帰還」で、ミッションの面白さもさることながら、クライマックスでのパイプオルガンバージョンのメインテーマ曲が流れる中、荘厳な雰囲気の中で展開された結末は感動ものでした。また10話(通算63話)「美食家が覗いた未来」では、IMFが未来予知というSFめいた設定をもってターゲットを見事にはめる、という痛快エピソードで、仕掛けの面白さならこちらがシーズン最高の作品でした。
このどちらも、シナリオを書いたのはロバート・E・トンプソンという人ですが、これだけの傑作を書ける人が、これ以降シナリオに関わってくれなかったのは残念でなりません。
ちなみに、ローランとシナモンはこのシーズン限りで番組を去ってしまいました。二人の活躍がもう見られないというのは実に寂しい。