【映画】感想:映画「ウィンチェスター銃 '73」(1950年:アメリカ)

DVD ウィンチェスター銃 `73 (NAGAOKA DVD)

NHK BSシネマ http://www.nhk.or.jp/bscinema/
放送 NHK BSプレミアム。2022年12月31日放送。

【※以下ネタバレ】
 

ジェームズ・スチュワートアンソニー・マン監督の名コンビによる傑作西部劇。名銃といわれるライフルを巡って繰り広げられる復しゅうと追跡を描くスリリングなドラマ。


ジェームズ・スチュワートアンソニー・マン監督の名コンビによる西部劇。名銃といわれるライフルを巡って繰り広げられる復しゅうと追跡の物語。射撃大会で優勝したリンは、ウィンチェスター銃を獲得するが、負けたダッチが銃を奪って逃走。リンと友人のハイ‐スペードはダッチを追って旅立つ。銃の持ち主は次々に変わっていくが…。スチュワートの名演技、マン監督の抜群の映像感覚の演出が今も高く評価される西部劇史上の名作。

 

あらすじ

 1876年7月4日。西部の町ダッジ・シティーに、リン・マカダムとハイ‐スペードの二人が誰かを追ってやってくる。町では丁度アメリカ独立100周年を祝う射撃大会が開催されようとしており、保安官のワイアット・アープは町の人間全員から銃を預かり治安を守っていた。

 リンはアープから、大会の優勝候補は「ダッチ・ヘンリー・ブラウン」という男だと知らされるが、対面した「ダッチ」を名乗る男こそ憎むべき仇だと知る。しかし銃を持っていないため、その場ではどうにもできず、またアープからは騒ぎを起こさないように釘をさされる。

 射撃大会の優勝商品はライフル銃ウィンチェスター'73で、しかも一~二万丁に一丁しか生まれない逸品「千に1丁の銃」だった。大会はリンとダッチの二人が優勝を争うものの、最終的にリンが勝利する。ところがダッチは仲間と共にリンを襲ってウィンチェスター銃を奪い取ると、自分たちの銃を置いて丸腰で町から逃げ出す。


 丸腰のダッチ一味は武器商人ラモントから拳銃を買うが、ラモントはウィンチェスター銃に目をつけ、ダッチにポーカー勝負を持ち掛ける。ダッチはラモントにカモにされで無一文となり、ウィンチェスター銃をカタに取り上げられてしまう。


 ラモントは先住民ヤング・ブルに連発銃を売るという契約をしていたが、ヤング・ブルは商品の銃が古い物ばかりだと怒り狂う。やがてダッチたちがラモントから銃を取り返そうと追いかけてくるが、ラモントは先住民たちに殺されウィンチェスター銃は奪われていた。


 馬車で旅をしていたローラと婚約者スティーブはヤング・ブルたちに追いかけられ、近くにいた騎兵隊の元に逃げこむが、騎兵隊も周囲を先住民たちに包囲されていた。さらにそこにリンとハイ‐スペードの二人がやってくる。一行はヤング・ブルたちに襲撃されるものの、ヤング・ブルを撃ち殺して、なんとか襲撃を撃退する。リンたちはダッチを追って去っていき、ヤング・ブルが持っていたウィンチェスター銃はスティーブのものとなった。

 スティーブとローラが新居に到着すると、スティーブの仕事仲間で悪党と名高いウェイコが仲間と共に保安官に追われながらやってくる。ウェイコはスティーブの持つウィンチェスター銃を一目で気に入り、スティーブを撃ち殺して自分のものにする。

 悪党たちが保安官たちとの戦闘で次々と死ぬ中、ウェイコはローラを人質に逃げ出す。ウェイコは仕事仲間であるダッチと合流するが、ダッチはウェイコの持っているウィンチェスター銃は自分の物だと言って強引に奪い取ってしまう。


 ウェイコはダッチたちと共に銀行強盗を行うことになり、酒場で待機していると、そこにリンたちがやってくる。リンはウェイコを締め上げてダッチの居場所を吐かそうとするが、そこでダッチと鉢合わせになり、銃撃戦の末、荒野で一対一の撃ちあいとなる。実はダッチの本名は「マシュー・マカダム」でリンの兄だった。悪事に染まったマシューは実の父親を撃ち殺したため、弟のリンに追われていたのだった。銃撃戦の末、リンはマシューを撃ち殺し、ウィンチェスター銃を取り戻して町に帰ってきたところで〆。


感想

 評価は○(面白い)。

 タイトルはメチャクチャ有名なのですが、実物は全く見たことが無かった映画、1950年(昭和25年)の映画なのですが、今見ても面白いのにビックリでした。

 主演はジェームズ・スチュワートで、私がアメリカ製の古い映画を見ると、やたらこの人が主演なのですが、今回全く情報を仕入れずに見たので「この映画もジェームズ・スチュワートが主役かよ!?」とまたビックリしました(笑)


 ジャンルとして西部劇で、主人公が仇である悪党を延々追いかける、というもので、ここだけ読むと至極退屈そうなのですが、実際の映画はこのあらすじから想像もできないくらい面白かったです。

 この映画のキーアイテムは高価なウィンチェスター銃で、リンを皮切りに持ち主が次から次へと変わっていき、カメラはその持ち主を追いかけていくので、物語の様相が二転三転し、一体どこに着地するのか全く見通せません。ところが最終的には、話はうまい事転がった末に序盤に描かれたリンとダッチの争いのところへと戻り、両者の確執にきちんと決着がついて終わりとなります。

 上映時間92分と短めな事もありますが、また話の方も面白さもあって、上映時間がほんの一瞬のように感じました。話の組み立てが素晴らしく、西部劇に興味のない人でも面白がれる名作だと思います。これは○でした。(^_^)b
 
 

シネマ「ウィンチェスター銃’73」<字幕スーパー><スタンダードサイズ>
[BSプレミアム] 2022年12月31日 午後10:51 ~ 午前0:24 (93分)


【製作】
アーロン・ローゼンバーグ
【監督】
アンソニー・マン
【原案】
スチュアート・N・レイク
【脚本】
ロバート・L・リチャーズ、ボーデン・チェイス
【撮影】
ウィリアム・ダニエルズ
【音楽】
ジョセフ・ガーシェンソン


【出演】
ジェームズ・スチュワートシェリー・ウィンタース、ダン・デュリエ、スティーブン・マクナリー ほか
製作国:
アメリ
製作年:
1950
原題:
WINCHESTER'73
備考:
英語/字幕スーパー/白黒/スタンダード・サイズ

 

2023年視聴映画のあらすじ・感想の一覧は以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 
 
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【アニメ】感想:アニメ「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(TVエディション)」全4話【辛口感想】

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 【4K ULTRA HD Blu-ray】

TV|『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』公式サイト http://gundam-hathaway.net/tv.html
放送 TBS地上波。

gundam-hathaway.net
【※以下ネタバレ】
【※以下すんごい辛口に書いてます。好きな人はご注意!】

 

第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年。


 U.C.0105--。地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。


 そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府運動「マフティー」だ。リーダーの名は「マフティー・ナビーユ・エリン」。その正体は、一年戦争も戦った連邦軍大佐ブライト・ノアの息子「ハサウェイ」であった。


 アムロ・レイシャア・アズナブルの理念と理想、意志を宿した戦士として道を切り拓こうとするハサウェイだが、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いがその運命を大きく変えていく。

 
 

あらすじ

第1話『ランディング・グラウンド』2023年1月15日放送

シャアの反乱から12年、地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府運動「マフティー」だ。マフティーのリーダーが地球に降り立つ。その正体はブライトの息子ハサウェイ。ハイジャック事件で謎の美少女ギギと連邦軍大佐ケネスと出会い、彼の運命が動き出す。

 
 シャアの反乱から12年後のU.C.0105。反連邦組織「マフティー」は、地球環境を守るため全人類が地球から出ていくべきと訴えテロ活動を行っていた。ある日、政府高官を乗せた地球行きのシャトルがマフティーのメンバーを名乗るテロリストたちに乗っ取られるが、一人の青年がテロリストたちをなぎ倒してすぐに制圧してしまう。この青年こそ、ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアだった。
 
 
 
第2話『コンタクト』2023年1月22日放送

ハイジャック犯を撃退したハサウェイは、事情聴取を受けるため身柄をダバオのホテルに留め置かれる。そのホテルに同宿することになったギギは、ハサウェイがマフティーのリーダーだと見抜いてしまうのだった。一方、ケネスはダバオ空軍基地のマフティー殲滅部隊司令に着任する。敵の監視を一刻も早く逃れるため密かに脱出を試みるハサウェイ。しかし、支援襲撃部隊のメッサーと連邦軍MSの戦闘にギギと共に巻き込まれてしまう。

 
 シャトルはフィリピンのダバオに着陸し、ハサウェイたちは軍から事情聴取を受けるため留め置かれることになった。ハサウェイこそ反連邦組織マフティの指導者だったが、シャトルに同乗していたギギ・アンダルシアは勘でハサウェイの正体を見破ってしまう。ハサウェイは自分に疑いがかからないように、マフティーモビルスーツで自分が宿泊するホテルに偽装攻撃をかけるように指示する。
 
 
 
第3話『ランナウェイ』2023年1月29日放送

ケネスは、自身が率いるマフティー殲滅部隊を「キルケー部隊」と名付ける。太陽神ヘーリオスの娘キルケーは、獰猛な動物をおとなしくさせる魔法を持つ女神だ。ギギを特別な存在、幸運の女神と呼び、あからさまな言葉で口説くケネス。一方、ダバオからの脱出に成功したハサウェイは、マフティーの拠点のひとつ「ロドイセヤ」に移動する。その頃、ケネスはギギとの会話からハサウェイの正体が、マフティー本人だと気づくのだった。

 
 マフティーモビルスーツ部隊がダバオに出現するが、連坊軍の新型モビルスーツペーネロペー」は地上の損害など気にすることなく戦闘を行い、地上に甚大な被害を与える。そのあとハサウェイは単身ダバオを離れるが、連邦軍のケネス大佐はギギの態度から(めちゃくちゃ唐突に)ハサウェイこそマフティ―の指導者『マフティ―』だと悟る。
 
 
 
第4話(最終話)『テイク・オフ』2023年2月5日放送

月のアナハイム・エレクトロニクスで密かに建造され、地球へ送り出されたΞ(クスィー)ガンダムの空中受領作戦を決行するハサウェイ。その機体は、地球連邦政府閣僚たちが行うアデレード会議を襲撃するため、どうしても必要な戦力だった。一方、ケネスの指示で捕虜のガウマンを自機に乗せていたレーンは、降下する飛翔体をキャッチし、ペーネロペーで迎撃する。ハサウェイとレーン、ガンダム同士の一騎打ちが大気を切り裂く。

 
 ケネス大佐はペーネロペーをマフティ―攻撃に差し向けるが、ハサウェイも新型モビルスーツクスィーガンダム」を手に入れて迎撃し、戦いは引き分けに終わり、マフティ―は無事に逃げ出した。(とりあえず終り)


感想

 2021年公開の映画のテレビ編集バージョン。評価はそこそこ。


 映画の評価が凄かったので期待していたのですが……、うーん、なんだこれ。

 第1話から展開が超スローモーで「えっ? この調子だと全4回で何が出来るの……?」と思っていたら、最終回になっても何も起きてなくて「続く」だという……、えぇ? この放り出したような結末で、金を払って映画館で鑑賞した観客はよく暴動を起こさなかったなぁと思います。これひどくね? タイトルに「第一章」とか書くべきじゃん?


 また、第3話と第4話でモビルスーツのバトルが描かれたのですが「暗くて何も見えない……」。あとからプラモデルとか設定絵を確認して、ようやくペーネロペーとクシィーガンダムのデザインが解ったくらいでして……(笑)

 いやいやいや、笑い事じゃないですよ、これ。夜の戦いという状況は理解していますが、モビルスーツの姿が解らない、何をやっているのかほぼ見えない、ではアニメを作った意味ないのでは? 私は浅い観客なので、マニアぶって「うむ、これはリアルだ、素晴らしい映像だ、ブラボー」とか言えません……


 まあ第3話で人間と対比したモビルスーツの巨大さは良く出せていたとは思いますが、良かったのはそれくらいかなぁ。


 期待が凄かったので、ちょっとこれわぁ……という気持ちザンス。
 
 

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(TVエディション)


制作会社
サンライズ


スタッフ情報
【原作】富野由悠季矢立肇【監督】村瀬修功【脚本】むとうやすゆき【キャラクターデザイン】pablo uchida恩田尚之、工原しげき【キャラクターデザイン原案】美樹本晴彦メカニカルデザインカトキハジメ山根公利、中谷誠一、玄馬宣彦【メカニカルデザイン原案】森木靖泰【美術監督中村豪希色彩設計】すずきたかこ【撮影監督】脇顯太朗
【CGディレクター】増尾隆幸、藤江智洋【編集】今井大介【音響演出】笠松広司【録音演出】木村絵理子【音楽】澤野弘之【企画・製作】サンライズ【配給】松竹



あらすじ
第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)の終結から12年が経過したU.C.0105― 。人類と宇宙世紀の未来を示すかと思われた“アクシズ・ショック”を経ても、世界は変わらず混乱状態にあり、断続的に軍事衝突が発生していた。地球連邦政府の腐敗もさらに進んでおり、上層部は地球の汚染を加速させただけでなく、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」を行っていたのである。そんな地球圏の腐敗に立ち上がったのが、「マフティー・ナビーユ・エリン」と呼ばれる人物が率いた反地球連邦政府組織「マフティー」であった。彼らは地球連邦政府高官を次々と暗殺するという苛烈な武力行使に手を染めていたが、連邦政府への反発を強める民衆からは一定の支持を得ていた。その「マフティー」本人を名乗り、指揮する人物こそ、かつて一年戦争にも参加した地球連邦軍士官ブライト・ノアの息子で、シャアの反乱の阻止にも参加していたハサウェイ・ノアであった。アムロ・レイシャア・アズナブルの理念と理想を肌で知る彼は、ふたりの意思を宿した戦士として、武力による抵抗から道を切り拓こうと画策していたのである。だが、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いが、彼の運命を大きく変容させるのであった。


キャスト
ハサウェイ・ノア小野賢章
ギギ・アンダルシア:上田麗奈
ケネス・スレッグ:諏訪部順一
レーン・エイム:斉藤壮馬
ガウマン・ノビル:津田健次郎
エメラルダ・ズービン:石川由依
レイモンド・ケイン:落合福嗣
イラム・マサム:武内駿輔
ミヘッシャ・ヘンス:松岡美里
ミツダ・ケンジ:沢城千春
メイス・フラゥワー:種﨑敦美
ハンドリー・ヨクサン:山寺宏一

 
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【SF小説】感想「アンクラム・プロジェクト」(宇宙英雄ローダン・シリーズ 681巻)(2023年1月24日発売)

アンクラム・プロジェクト (ハヤカワ文庫SF SFロ 1-681)

http://www.amazon.co.jp/dp/4150123942
アンクラム・プロジェクト (ハヤカワ文庫SF SFロ 1-681) 文庫 2023/1/24
クルト・マール (著), 林 啓子 (翻訳)
出版社:早川書房 (2023/1/24)
発売日:2023/1/24
文庫:272ページ

【※以下ネタバレ】
 

故郷銀河へ戻る手がかりを求めて、ブルーの恒星アンクラムに到着したローダンは、宇宙保安パトロール部隊に捕らえられてしまう!


ハウリ人の秘密基地ベンタングから脱出したペリー・ローダンは、パルス化された信号をはなつブルーの恒星へと向かった。その星系は三つの褐色矮星が中心天体をめぐり、それぞれが多くの衛星を連れていた。だが、突然“レダ”は小型宇宙艇十四機に包囲される。ヴェンノクと名乗るかれらはアンクラム・プロジェクトを守る守備隊で、スパイ容疑をかけられたローダンは褐色矮星ラングライの第五衛星ガンガに連行されるが…

 

あらすじ

◇1361話 アンクラム・プロジェクト(クルト・マール)(訳者:林 啓子)

 NGZ447年2月。タルカン宇宙。ローダンは惑星ベンタングのハウリ人基地を脱出すると、ハイパー放射を発信する近傍の星系へと向かった。到達した「アンクラム星系」では、「ヴェンノク」と名乗る種族が、ハンガイ銀河を別宇宙に転送する「アンクラム・プロジェクト」に従事しており、ローダンはとりあえず客として迎えられる。しかしローダンは何者かに何度も命を狙われ、さらにアンクラム・プロジェクトに使用する巨大送信機は、ベンタングのハウリ人からの妨害放射攻撃で大損害を受けてしまう。(時期:NGZ447年2月5日~)

※初出キーワード=アンクラム・プロジェクト。ヴェンノク種族。恒星アンクラム。惑星ラングライ/衛星ガンガ。惑星ツィムボン/衛星ドリファアル。惑星ヌル。



◇1362話 恒星探索者(クルト・マール)(訳者:林 啓子)

 ローダンはハウリ人の攻撃を警告したことでヴェンノクたちの信用を獲得し、アンクラム・プロジェクトのリーダーのカルタン人と面会した。しかしローダンは、プロジェクトのメンバーは謎めいた存在「知識権限の中枢」からの指示に従うだけで、高度技術を全く理解していない事を知る。ローダンは友となった「アッタヴェンノク」種族のベオドゥと共に、アンクラム星系にエスタルトゥと繋がりのある宇宙船「ジュアタフ」(恒星探索者の意)を発見するが、直後ハウリ人の捕虜になってしまう。(時期:不明:NGZ447年2月頃)

※初出キーワード=アッタヴェンノク種族。惑星ヴェン。知識権限の中枢。プロジェクト機構。衛星イロン。シングイソ星系。ザブリフ星系。


あとがきにかえて

・2022年9月4日にピアノでオーケストラと共演した話


感想

・前半エピソード 原タイトル:DAS ANKLAM-PROJEKT(意訳:アンクラム・プロジェクト)

 舞台はタルカン宇宙に移っての、久しぶりのローダン一人旅エピソードで、今回はハンガイ銀河転送に関わっている種族とコンタクトする話。たとえ異宇宙に移動して全くの未知種族とコンタクトしても、物凄くスムーズに話が展開し、全然トラブルとか起きないのがなんとなく可笑しい(笑) それどころか、ローダンはヴェンノクの裏切り者探しのため探偵みたいなことを開始するし。ローダンの適応能力の凄さには感服です。



・後半エピソード 原タイトル:DER SONNENSUCHER(意訳:恒星探索者)

 ローダンがアンクラム星系でエスタルトゥの手掛かりを追う話。新キャラとしてアッタヴェンノク種族のベオドゥとロボットのヨルダンが登場。ローダンが異種族の相棒二人と共に見知らぬ世界で故郷への帰還の道を探す、というと、脳オデッセイ編のガイト・コール&ゼノを思い出し、何となく懐かしい…… それにしてもエスタルトゥの手掛かりが見つかっても、肝心なことはさっぱり教えてくれず、情報を小出しにして焦らしまくる、といういつもの流れになってますね(笑)
 
 
 

675巻~700巻(「タルカン」サイクル)の他の巻の内容・感想は以下へどうぞ

perry-r.hatenablog.com

ローダン・シリーズ翻訳者一覧は以下へどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 

【映画】感想:劇場アニメ「映画大好きポンポさん」(2021年)

映画大好きポンポさん 通常版 [Blu-ray]

映画大好きポンポさん | BS11(イレブン) https://www.bs11.jp/anime/pompo-the-cinephile/
放送 BS11。2023年1月1日(日)

【※以下ネタバレ】
 

敏腕映画プロデューサー・ポンポさんのもとで製作アシスタントをしているジーン。映画に心を奪われた彼は、観た映画をすべて記憶している映画通だ。映画を撮ることにも憧れていたが、自分には無理だと卑屈になる毎日。だが、ポンポさんに15秒CMの制作を任され、映画づくりに没頭する楽しさを知るのだった。 ある日、ジーンはポンポさんから次に制作する映画『MEISTER』の脚本を渡される。伝説の俳優の復帰作にして、頭がしびれるほど興奮する内容。大ヒットを確信するが……なんと、監督に指名されたのはCMが評価されたジーンだった! ポンポさんの目利きにかなった新人女優をヒロインに迎え、波瀾万丈の撮影が始まろうとしていた。

 

あらすじ

 映画の都ニャリウッド。ジーン・フィニは、映画会社で、敏腕プロデューサー・ポンポさん(フルネームはジョエル・D・ポンポネット)のアシスタントとして働いていた。ある日、ジーンはポンポさんから新作のB級パニック映画「MARINE」の15秒CMを作成するように指示され、初の大きな仕事に夢中になって取り組む。製作したCMはポンポさんに気に入られ、他のCMも任されることになった。

 やがてジーンはポンポさんから、彼女が執筆していた「MEISTER」というタイトルのシナリオを渡され、一読してその内容に興奮する。次回作となる予定の「MEISTER」は、内容もさることながら、伝説の名優マーティン・ブラドックの10年ぶりの復帰作となることも決まっており、大ヒットは約束されているも同然だった。ヒロインには無名の新人ナタリー・ウッドワードが起用され、さらにポンポさんは監督としてジーンを指名する。

 撮影スタッフはロケのためスイスに向かい、ジーンは初監督のプレッシャーに押しつぶされるそうになるものの、その仕事ぶりに徐々にスタッフ・キャストの信頼を得ていく。そんな中で、ジーンハイスクール時代の同級生アラン・ガードナーと再会する。アランは名門・ニャリウッド銀行に勤務するエリートだったが、仕事に熱意を失い退職を考えていた。アランは映画監督の夢をかなえたジーンをうらやむ。

 「MEISTER」は無事にクランクアップし、ジーンは最も重要な編集作業に入るものの、いくら時間をかけても満足のいくものにならず、ついには行き詰ってしまう。ジーンはポンポさんの祖父で伝説のプロデューサー・ペーターゼンにアドバイスを求め、その言葉に自分が何をすべきかを悟る。

 ジーンは、スポンサー向けの試写が迫っているにもかかわらず、ポンポさんに脚本にも無かったシーンの追加撮影を懇願する。ポンポさんは熟慮の末、ジーンの希望を受け入れるものの、映画がスポンサー向けの試写会までに完成できなかったことで、スポンサーからは出資を取り消され完成のめどが立たなくなってしまった。

 アランはニャリウッド銀行に資金融資の申し込みが来ている事を知り、自分が担当となることを申し出る。そして重役にプレゼンを行い、会議の様子をネットで配信するという捨て身の方法で重役たちを説得しようとするものの、重役たちに熱意は通じず、試みは失敗に終わりかける。しかし配信を見ていた頭取が会議室に現れ、ニャリウッド銀行は夢を支援することがモットーだと言い出し、融資にOKを出す。

 資金調達が成功したことで「MEISTER」は撮影再開にこぎつけることが出来、ついに完成を見た。そして公開された「MEISTER」は大ヒットを記録し、ニャカデミー賞では主演男優賞・主演女優賞・脚本賞、そして監督賞を受賞するのだった。


感想

 評価は○(そこそこ)。

 映画作りアニメ。まあそれなりは面白かったです。しかし、タイトルが「ポンポさん」なのに、ポンポさんは脇役に過ぎないというのにいきなり度肝を抜かれた(笑) CMではあれだけ活躍していたのに。

 まあ、「ただの映画オタク青年がいきなり抜擢されて、なんだかんだの困難を乗り越えて、最終的に大成功」ってストーリー、映画好きだとか、またはクリエイターとかには、もうぶっ刺さるストーリーだと思うんですが、個人的には「上手くいきすぎだよなぁ、こんなに都合よくいくかよ」みたいな気持ちになりまして……

 ま、まあ、悪い映画では無かったと思います。
 
 

https://www.bs11.jp/anime/pompo-the-cinephile/
映画大好きポンポさん


杉谷庄吾人間プラモ】 の『映画大好きポンポさん』(MFCジーピクシブシリーズ/KADOKAWA刊)は、映画を愛する青年と映画に愛された女性が映画制作を通して"自分"を見つけ出す、映画愛に満ちあふれた作品だ。pixiv上で80万ビューを超え、「このマンガがすごい!」、「マンガ大賞」に入賞。多くのファンを生み出してきた話題作が、充実のスタッフ、声優陣によりアニメーション映画となった。


 監督と脚本を務めるのは『劇場版「空の境界」第五章 矛盾螺旋』、『GOD EATER』などを手がけてきた 平尾隆之 。キャラクターデザインは『ソードアート・オンライン』シリーズ、『WORKING!!』の 足立慎吾 。アニメーションは『この世界の片隅に』チームが立ち上げた新進気鋭の制作会社 CLAP が担当する。


 主人公のジーンを演じるのは、映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』ほか数々の映画やドラマで注目を集めている若手注目株の俳優 清水尋也 。かねてから声優での活動も熱望していた清水は、この映画で声優初挑戦にして主演の座を掴み取った。 新人女優のナタリー役には、本人もモデル、女優として今後の活躍が期待されている 大谷凜香 。大谷も本作が劇場アニメーション声優初挑戦となり、2人が声をあてるキャラクターたちの掛け合いが待ち遠しい。そして映画プロデューサー・ポンポさん役には人気急上昇中の声優・ 小原好美 という、才気溢れる若手の実力者が集結した。


豪華スタッフと声優陣が生き生きと描き出す、映画制作の面白さと楽しさ、そして映画監督の尽きない探究心。映画ファンやクリエイターだけではなく、夢と未来を掴もうとするすべての人に贈る、青春“ものづくり”フィルムが、今、ここに誕生する。



CAST/STAFF
CAST & STAFF
清水尋也小原好美
大谷凜香 加隈亜衣 大塚明夫 木島隆一


原作:杉谷庄吾人間プラモ】(プロダクション・グッドブック)
『映画大好きポンポさん』(MFC ジーピクシブシリーズ/KADOKAWA刊)


監督・脚本:平尾隆之 キャラクターデザイン:足立慎吾
演出:居村健治 監督助手:三宅寛治 作画監督:加藤やすひさ 友岡新平 大杉尚広 美術監督:二嶋隆文 宮本実生 色彩設計:千葉絵美
撮影監督:星名工 魚山真志 CG監督:髙橋将人 編集:今井剛 音楽:松隈ケンタ 制作プロデューサー :松尾亮一郎


制作:CLAP 配給:角川ANIMATION
映画大好きポンポさん製作委員会

 

2023年視聴映画のあらすじ・感想の一覧は以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 
 

【映画】2023年視聴映画あらすじ・感想一覧

映画大好きポンポさん 通常版 [Blu-ray]
 

視聴日作品名制作年制作国評価
2023/02/03 映画大好きポンポさん2021日本
2023/02/06 わが青春のアルカディア1982日本
2023/02/07 ウィンチェスター銃 '731950アメリ
2023/02/12 映画 トムとジェリー2021アメリ
2023/03/21 劇場版マクロスF ~イツワリノウタヒメ~2009日本
2023/04/26 【ドラマ】犬神家の一族 前編2023日本
2023/04/29 【ドラマ】犬神家の一族 後編2023日本
2023/05/02 キングコング対ゴジラ1962日本
2023/05/03 メカゴジラの逆襲1975日本
2023/05/04 ゴジラ2000 ミレニアム1999日本
2023/05/05 ゴジラvsビオランテ1989日本
2023/05/11 007/ドクター・ノオ (007シリーズ1作目)1962イギリス
2023/05/15 007/ロシアより愛をこめて (007シリーズ2作目)1963イギリス
2023/05/17 マジンガーZ / INFINITY2018日本
2023/05/20 ワイルド・スピード/ジェットブレイク (シリーズ9作目)2020アメリ
2023/05/22 猛獣大脱走1983イタリア
2023/05/25 MEGALODON ザ・メガロドン2018アメリ
2023/05/27 シン・ジョーズ2016アメリ
2023/05/29 ロボシャーク vs. ネイビーシールズ2015アメリ
2023/05/30 シャークストーム2021アメリ
2023/06/01 劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~2011日本
2023/06/11 女王陛下の007 (007シリーズ6作目)1969イギリス
2023/06/22 バーニング・オーシャン2016アメリ
2023/08/17 キングダム2 遥かなる大地へ2022日本
2023/08/21 パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊2017アメリ
2023/10/04 白い巨塔1966日本
2023/12/21 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア1988日本
2023/12/30 機動戦士ガンダムF911991日本
 

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【ゲーム】システムソフト(のゲーム事業)の末路……【2001年】

キャンペーン版大戦略2―パフォーマンスブック (Login Books)

2020年1月6日 18:33 公開
日本一ソフトウェアシステムソフト・アルファーのゲームソフト事業を継承、システムソフト・ベータとして元日より事業を開始。『大戦略』シリーズなどのタイトルで知られる会社
https://news.denfaminicogamer.jp/news/200106f

news.denfaminicogamer.jp

 
 1980年代後半から90年代前半にかけて、シミュレーションゲームの雄として君臨したシステムソフト。しかし90年代後半に勢いを失った挙句、2001年にゲーム事業から撤退して、システムソフト・アルファーにゲーム事業を引き渡したわけですが、その辺り、どういった事情で何がどうなったのか、は良く知りませんでした。


 しかし、この度ようやく、すっきり理解できる記事を見つけました(3年前の記事だけど……)

大戦略』シリーズなどのタイトル開発は当初、現在は賃貸不動産情報サイトの運営などのソリューション事業を行っているシステムソフトが担当してきた。同社はMac用ソフトの日本語ローカライズや、日本電気NEC)のPC-8800シリーズ用のゲームプログラム・ディスクオペレーティングシステムを手掛けていたが、海外ソフト会社が日本支社を設置し始めると売上が減少する。

 

 これによりシステムソフトは事業整理を余儀なくされ、1998年にゲームソフト事業を分社化したシステムソフト・プロダクションが福岡県に設立された。一方、システムソフトが資本金の持分約25%を出資する形で1999年にアルファーショックが設立され、その後2001年3月にシステムソフトはアルファーショックへの出資金の全額を譲渡し関係を解消している。

 

 同月、アルファーショックはシステムソフト・アルファーに商号・組織変更を実施した。システムソフト・プロダクションはゲームソフトの開発部門と営業権・知的財産権を譲渡し、システムソフト・アルファー福岡支社となり、同月末で解散されている。

 
 という事情だったそうで……、おおぅ(目を伏せる)


SUPER大戦略ハンドブック (ゲームハンドブック・シリーズ)

【テレビ番組】テレビ番組評価[2023年1月分]

お兄ちゃんはおしまい!
お兄ちゃんはおしまい!
 
 最新のテレビ番組(アニメ、ドラマ、他)の評価です。
【※以下ネタバレ】

ランキング

※行頭が「◇」は今期クール開始作品、「◆」はそれ以前から継続放送。


●毎回楽しみ(評価:◎)
 無し


●まずまず良い(評価:○)
 ◇アニメ「異世界のんびり農家」
 ◇アニメ「お兄ちゃんはおしまい!」
 ◇アニメ「便利屋斎藤さん、異世界に行く」
 ◇アニメ「もういっぽん!
 ◆NHK「小さなミニチュア鉄道の大冒険 スコットランドの大地をゆく」NHK Eテレ(2022/12/8~)
 ◆NHK「漫画家イエナガの複雑社会を超定義」NHK総合(2022/4/8~) ※情報番組
 ◇NHK「明鏡止水 ~武のKAMIWAZA~」NHK総合(1/11~)


●なんとなく見ている(だけ)(評価:△)
 ◆アニメ「うる星やつら」(2022/10~)
 ◇アニメ「大雪海(おおゆきうみ)のカイナ」
 ◇アニメ「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(TVエディション)」
 ◆NHKグレーテルのかまどNHK Eテレ
 ◆NHK「サラメシ」NHK総合


●視聴中止(評価:×)
 ◇アニメ「アルスの巨獣
 ◇アニメ「犬になったら好きな人に拾われた。
 ◇アニメ「英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~
 ◇アニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件
 ◇アニメ「解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ
 ◇アニメ「最強陰陽師異世界転生記
 ◇アニメ「The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War
 ◇アニメ「シュガーアップル・フェアリーテイル
 ◇アニメ「しょうたいむ!2~歌のお姉さんだってしたい~
 ◇アニメ「スパイ教室
 ◇アニメ「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん
 ◇アニメ「転生王女と天才令嬢の魔法革命
 ◇アニメ「トモちゃんは女の子!
 ◇アニメ「NieR:Automata Ver1.1a
 ◇アニメ「人間不信の冒険者たちが世界を救うようです
 ◇アニメ「HIGH CARD
 ◇アニメ「Buddy Daddies
 ◇アニメ「冰剣の魔術師が世界を統べる
 ◇アニメ「齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定
 ◇アニメ「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます


※今期お気に入りのアニソン
 無し

コメント

◇アニメ「もういっぽん!
 週刊少年チャンピオン連載の女子高生柔道部活物。地味なキャラデザと地味なストーリー、さらにメインキャラにメジャー声優が一人もいない、と地味尽くしですが、雰囲気が原作そのままなので、原作派としては嬉しいアニメ。


◇アニメ「異世界のんびり農家」
 異世界に転生した主人公が、ひたすら未開の地を開拓していく、ただそれだけのアニメ。しかし、収穫できる作物の種類が増えるとか、家をどんどんゴージャスにしていくとか、開発シミュレーションゲームのプレイの様子を見ているみたいで、それがそこそこ面白い。

 し・か・し、遅ればせながら漫画版を読んだところ、主人公は村に来た女性キャラたちと次々大人の関係になって夜にハッスルしているという描写を発見(※そのものの描写は無いものの、台詞ではっきり明示している)。アニメではその辺りをばっさりカットしているので、なんか原作と似て非なる物になっている感が……、大人の関係が有るか無いかで作品のニュアンスというか見方というか変わりますよね……? なんとなくガックリ。


◇アニメ「お兄ちゃんはおしまい!」
 性転換(TS)物。引きこもりゲームオタクが飛び級の天才少女の妹に一服盛られて幼女になってしまう、という話。女の子になって妹たちとキャッキャウフフという要素もあることはあるのですが、「妹が病気になったよー看病するぞ」とか「女の子の日が来てしまった」とか真面目(?)要素も入れて来ていて、そこも面白い。あとどうやら原作漫画の二倍くらいキャラがかわいくなっている模様。


◇アニメ「便利屋斎藤さん、異世界に行く」
 タイトルままの、便利屋が異世界転生してパーティーに参加して、主に宝箱の鍵開けで活躍する話。色々な種類の小エピソードの盛り合わせで30分番組にしているという構成が面白い。


◇アニメ「大雪海(おおゆきうみ)のカイナ」
 「シドニアの騎士」の弐瓶勉氏が原作、ということで、少なくとも全然ダメでは無かったです。ただし、シドニア並みの凄い作品になるかどうかはちょっとまだわからないな……



もういっぽん!
もういっぽん!

異世界のんびり農家
異世界のんびり農家

便利屋斎藤さん、異世界に行く
便利屋斎藤さん、異世界に行く

大雪海のカイナ
大雪海のカイナ

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

TVアニメ「うる星やつら」2023年 壁掛けカレンダー
小学館集英社プロダクション TVアニメ「うる星やつら」2023年 壁掛けカレンダー A2 CL-994

【ドラマ】感想:NHKドラマ「岸辺露伴は動かない」第8話「ジャンケン小僧」(2022年12月27日(火)放送)

BD 岸辺露伴は動かない [Blu-ray]
BD 岸辺露伴は動かない
 

岸辺露伴は動かない NHK https://www.nhk.jp/p/ts/YM69Q8456J/
放送 NHK総合

www.nhk.jp
【※以下ネタバレ】
 

岸辺露伴は動かない
原作:荒木飛呂彦×主演:高橋一生のミステリー・ドラマ!


ヘブンズ・ドアー! 今、心の扉は開かれる――
ジョジョの奇妙な冒険」からスピンオフした荒木飛呂彦の同名傑作漫画を映像化!高橋一生演じる漫画家の岸辺露伴が、遭遇する奇妙な事件に、相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を使って挑む姿を描く!

 

第8話「ジャンケン小僧」(2022年12月27日(火)放送)

 

あらすじ

岸辺露伴は動かない(8)「ジャンケン小僧」
[総合] 2022年12月27日 午後10:00 ~ 午後10:54 (54分)


京香と打ち合わせ中のところに、漫画『ピンクダークの少年』を持ったファンの少年(大柳賢:柊木陽太)が突然尋ねてきた。露伴は「仕事場にいきなり来るのは良くないね」と言って少年を追い返してしまうが、再び現れた少年は、やぶから棒にジャンケン勝負を露伴に挑むのだった。露伴の行く先行く先に現れては、執ようにジャンケンを挑んでくる少年の目的とは?

 
 岸部露伴は、自分の意に反する「ホットサマー・マーサ」のデザインが世の中に出回っていることが不愉快で仕方ないが、かといって今からデザインを変えるというのもまた主義に合わないので、どうしようも無くなっていた。

 ある日、露伴が仕事場で京香と打ち合わせ中に、「ピンクダークの少年」のファンの少年が押しかけてきて、ホットサマー・マーサのデザインが丸四つなのはおかしいので三つに直すべきだと力説し始めた。露伴は適当にあしらって追い返すが、しかし少年が自分の熱心なファンで露伴の好みなどを熟知していることは認めざるをえなった。

 やがて少年は露伴の行く先々に現れ、何故か執拗にジャンケンを挑んで来た。露伴は少年の厚かましい態度にイラつきつつ、ジャンケンに付き合わされることになってしまう。しかし二連勝したあと、一敗した途端、体から力が抜け右腕の自由が利かなくなる。

 露伴ヘブンズ・ドアーで少年を本にして調べ、少年がホットサマー・マーサのデザインに失望した挙句、露伴が漫画を描くのを辞めさせようと決心した事を知る。また本のページには漢字の十のような何かが書き込まれていた。

 やがて少年は本のままの状態にもかかわらず目覚めて動き出し、露伴の力の1/3を奪い取ったと豪語する。そしてこのままジャンケンで三勝し、露伴の力全てを奪い、漫画を描けなくさせるとうそぶく。

 露伴は少年とのジャンケン勝負に又敗れて二敗となり後がなくなってしまった。露伴は捨て身で、少年にパーを見せてこのまま勝負すると宣言し、最後の勝負に挑む。そして勝負の瞬間「ピンクダークの少年」のコミックを見せると、少年はホットサマー・マーサのデザインを見て怒りで無意識に手を握りこぶしにしてしまい、そのため露伴に敗れた。三勝した露伴は全ての力を取り戻す。

 戦いの後、露伴は少年が四つ角に住む怪異・辻神に憑りつかれていたのかもと想像するのだった。


感想

 評価は○(そこそこ)

 ジョジョ本編の方のジャンケン小僧のエピソードを作り直した回。うーん、今までの怪異の話と比較するとなんともイマイチというか、なんかワクワク感が無かったというか。あんまり評価出来ない回でしたな。
 
 

【放送日時】
第7話 「ホットサマー・マーサ」
2022年12月26日(月) 総合 よる10:00~10:54
第8話 「ジャンケン小僧」
2022年12月27日(火) 総合 よる10:00~10:54
(第1~3話:2020年12月放送、第4~6話:2021年12月放送)



【キャスト】
岸辺露伴高橋一生
泉京香:飯豊まりえ
イブ:古川琴音(第7話ゲスト)
大柳賢:柊木陽太(第8話ゲスト)



【スタッフ】
原作:荒木飛呂彦
岸辺露伴は動かない」(第7話)
ジョジョの奇妙な冒険」(第8話)
脚本:小林靖子
音楽:菊地成孔/新音楽制作工房
人物デザイン監修:柘植伊佐夫
演出:渡辺一貴
タイトルデザイン:本多伸二
特殊メイク:梅沢壮一
アクション指導:森﨑えいじ
漫画作成:蒼木雅彦
撮影:山本周平 田島茂
照明:鳥内宏二
美術:磯貝さやか
音声:藤林★創
スタイリスト:羽石輝
衣裳制作:玉置博人
ヘアメイク:荒木美穂
映像技術:大西悠斗
VFX:菅原悦史
音響効果:谷口広紀
取材:田中峰弥
記録:上田悠莉
編集:鈴木翔
プロデューサー:桐山優衣
制作統括:斎藤直子 土橋圭介 ハン サングン
制作:NHKエンタープライズ
制作・著作:NHK ピクス

 

2022年視聴映画のあらすじ・感想の一覧は以下のページでどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 

岸辺露伴は動かない
岸辺露伴は動かないⅡ ブルーレイ [Blu-ray]
 
岸辺露伴は動かない (ジャンプコミックス)
岸辺露伴は動かない 2 (ジャンプコミックス)
岸辺露伴は叫ばない 短編小説集 (JUMP j BOOKS)
岸辺露伴は戯れない 短編小説集 (JUMP j BOOKS)