感想:人形劇「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2」第10話「魔剣/聖剣」

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 オリジナルサウンドトラック

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 http://www.thunderboltfantasy.com/season2/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

第10話 魔剣/聖剣 (2018年12月3日(月)深夜放送)

 

あらすじ

 殤不患(ショウフカン)(諏訪部順一)は浪巫謠(ロウフヨウ)(西川貴教)と再会し、蠍瓔珞(カツエイラク)が魔剣・七殺天凌(ナナサツテンリョウ)(悠木碧)で殺害されていたこと、そして下手人は以前殤不患が見逃した僧(=諦空(テイクウ))に違いないこと、を知らされ愕然となる。浪巫謠は殤不患の甘さがこの事態を招いたと責め、殤不患はもはや戦力にならないどころか足手まといだと言い、自分だけで七殺天凌を追うと言って立ち去ってしまった。

 嘯狂狷(ショウキョウケン)(新垣樽助)が西幽から取り寄せた隠し財産が東離に到着した。嘯狂狷はその財宝と、凜雪鴉(リンセツア)(鳥海浩輔)が持つ名刀を交換すれば、互いにそれぞれの国で足が付くことなく換金できるとほくそ笑む。ところか凜雪鴉は、嘯狂狷の財宝は自分の刀の二倍の価値があるので、このまま交換するわけにはいかないと言い出す。

 そして解決策として、まず嘯狂狷に自分の財宝を東離で換金してもらい、凜雪鴉は刀の代金分を払ってもらえば刀を引き渡すという。嘯狂狷は凜雪鴉がやたら下手に出るため何か裏があるのではと疑うが、これで凜雪鴉が何か得をするわけでも無いため、あえてその提案に従うことにした。

 そのあと、凜雪鴉は出会った殤不患に、嘯狂狷の幻覚を見破る力を持つ特製の眼鏡をそっくりの物にすり替えたと自慢する。

 嘯狂狷は自分の財宝を換金するため店に持ち込むが、箱の中に入っていたのは何故か凜雪鴉が盗んだ名刀の数々だった。店の人間はすぐに名刀が盗品ばかりであると気が付き大騒ぎしたため、嘯狂狷は慌てて逃げ出す。しかも名刀がここにあるという事は、西幽に送り出した箱に入っているのは嘯狂狷が盗賊から盗んだ財宝であり、それが人目に触れれば嘯狂狷の悪行が白日の下にさらされてしまう。それに気が付いた嘯狂狷は激しく動揺する。

 七殺天凌を手に入れた婁震戒(ロウシンカイ)(石田彰)は、刀に心酔し、出会う人間を悉く斬り殺していく。そして、護印師の砦・仙鎮城[せんちんじょう]に乗りこみ、護印師たちを次々と斬殺する。魔界の剣である七殺天凌は、ここに自分の天敵である神誨魔械[しんかいまかい]が収納されていると知り怯むが、婁震戒は七殺天凌のいう事も聞かず、戦いを続け護印師を壊滅させる。七殺天凌は婁震戒を操り切れない予感を感じ、いささか不安に駆られる。

 仙鎮城の城主・伯陽侯(ハクヨウコウ)(拝真之介)は、神誨魔械をもって単身落ちのびる。


感想

 凜雪鴉の策略が炸裂(笑) そうか、そういう手で来ましたか。ところで凜雪鴉の提案だと嘯狂狷は東離で手に入れたお金を西幽に持って帰ることになっていましたが、国が違うから通貨も違うはずで、その辺りなんかちょっとモヤッっとしたなと。それとも私の解釈間違ってますかね?

 婁震戒に出会った人が「あなたは以前であったお坊さんじゃありませんか」とか言うのだけど、よく気が付くよなぁ。思いっきり別人じゃん。

 蠍瓔珞がいなくなって女性要素がゼロになってしまい、潤いに欠けてきましたなぁ。七殺天凌は姫とか呼ばれているし、悠木碧声ですけど、所詮「物」ですし……


 次回予告を見たのですが、もしかして捲殘雲(ケンサンウン)が再登場する?
 
 

他の回の内容・感想は以下のリンクからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 
RAIMEI(期間生産限定盤)(DVD付)
 
 

【コミック】感想:WEBコミック「キン肉マン」第268話「死の二者択一!!の巻」

キン肉マン 64 (ジャンプコミックス)

週刊プレイボーイ http://wpb.shueisha.co.jp/comic_novel/

【※以下ネタバレ】
 

第268話 死の二者択一!!の巻 (2018年12月03日(月)更新)

 

あらすじ

激闘のキン肉マンvsパイレートマン戦! オメガ・ケンタウリの六鎗客が求める"人の力"を体現する"友情パワー"を発動させたキン肉マン。リビルト・カナディアンバックブリーカーからシャットダウンクラッチ、骨破筋交い絡みと次々と技を繰り出し、8000万パワーを誇るパイレートマンを圧倒。そのまま、とどめのフライングパンチを放つ! ところが、全身全霊をこめた一撃をパイレートマンに受け切られてしまう!! そのショックを隠しきれないキン肉マンと、受け切れてしまったことに失望するパイレートマン......。この勝負の行方は―――!?

 
 「キン肉マン VS パイレートマン」戦。

 パイレートマンはキン肉マンの火事場のクソ力が期待したようなものでなかったことに失望し、キン肉マンを詐欺師とののしる。そしてリングで死ぬか、黒海に落とされて死ぬか、の二者択一を迫り、挙句にキン肉マンをリング下に投げ捨てる。しかしキン肉マンは崖にへばりついて海面に落ちておらず、まだ戦う意思を見せる。

攻防

パイレートマン:スピアー→チョークスラム→膝蹴り連打

キン肉マン:膝を両腕で止める

パイレートマン:右ハイキック→ブラッドオーシャンスプラッシュ


※ブラッドオーシャンスプラッシュ=フロントスーブレックス。相手の両腕をクロスさせた状態で両手首をつかみ、そのままスープレックスで投げる。

感想

 キン肉マンが弱くて相手が悲しむとか、連載開始からウン十年目にして全く新しいパターンが開拓されてしまいました。ところでキン肉マンたちは空を飛べるのだから、リングから落とすとかいう攻防は意味が無いような……?

[参考]対戦カード/結果

ルーマニア:ブラン城
 ○キン肉マンマリポーサ(アステカセメタリー)ヘイルマン×


中国:紫禁城
 ○キン肉マンビッグボディ(メイプルリーフクラッチ)ギヤマスター×


イタリア:デルモンテ
 ○マリキータマン(マリキータ・デッドリーライド)キン肉マンゼブラ×


ソ連:スワローズ・ネスト
 キン肉マン VS パイレートマン


日本:安土城
 キン肉マンスーパー・フェニックス VS オメガマンアリステラ

 
 

※本章(209話~)の他のエピソードのあらすじ・感想は以下のリンクからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 
スーパー・フェニックス
S.H.フィギュアーツ キン肉マン スーパー・フェニックス 約150mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア
ゼブラ
CCP マスキュラー コレクション vol.18 キン肉マン ゼブラ(特別カラーver.)
マリポーサ
浪漫堂 キン肉マン 王位争奪戦 キン肉マン マリポーサ&ロビンマスク
ビッグボディ
CCP Muscular Collection vol.016 キン肉マン ビッグボディ(特別カラーver.)
 
 

※前章「完璧超人始祖編」(1話~208話)のあらすじ・感想は以下のリンクからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 
 
 
 
 

海外ドラマ「刑事コロンボ」あらすじ・感想まとめ

刑事コロンボ完全版 1 バリューパック [DVD]

放送開始50周年 刑事コロンボNHK BSプレミアム BS4K 海外ドラマ https://www9.nhk.or.jp/kaigai/columbo/
放送 NHK BSプレミアム

【以下ネタバレ】


目次

1. 概要
2. キャスト・スタッフ
3. 各話のあらすじ・感想


1. 概要

刑事コロンボとは

1968年にアメリカで放送されるや話題となり、日本でも大ヒットした『刑事コロンボ』。よれよれのコートに葉巻、そして「うちのカミさんがね」というおなじみの名セリフ。ミステリーファンならずとも、これだけで誰もがコロンボを思い浮かべるのではないだろうか。今も刑事ドラマの名作として、洋の東西を問わず世界中で愛されている傑作シリーズ。

●犯人が冒頭からわかる! ミステリードラマの金字塔

事件が発生し、最後に刑事が犯人を突き止めるという流れのミステリードラマが多い中、『刑事コロンボ』では冒頭で犯人が明かされるという、当時としては斬新な手法で描かれている。犯人の動機とは何か?その背景とは?そして、どのようなトリックが使われたのか?
コロンボの鋭い観察と粘り強い捜査によって、犯人と繰り広げられる心理的な駆け引きが、このドラマの見どころの一つ。

●野暮ったい見た目とは裏腹の、スゴ腕刑事

華麗なアクションをこなすわけでもなく、一見すると冴えない"おじさん"刑事のコロンボ。しかしその風貌とは裏腹に、鋭い観察眼の持ち主で、鮮やかに犯人を追い詰める姿が、新しい刑事像として視聴者の心をわしづかみに。
コロンボを演じたピーター・フォークは、この作品でエミー賞主演男優賞を4回受賞している。

●豪華なゲスト・スターに注目

主人公コロンボの他に、このドラマで欠かせないのは、毎回犯人役として出演していた豪華なゲスト・スター。レナード・ニモイ(『スター・トレック』)、ロバート・ボーン(『0011ナポレオン・ソロ』)、フェイ・ダナウェイ(『俺たちに明日はない』)、マーティン・シーン(『地獄の黙示録』)など往年のスターたちのほかにも、カントリー歌手のジョニー・キャッシュがゲスト出演している。

●実はこんな大物監督も『刑事コロンボ』から育っていった

1960~70年代は、映画とテレビとの間で様々な才能が行き来し、スティーブン・スピルバーグ(『E.T.』、『ジュラシック・パーク』)やジョナサン・デミ(『羊たちの沈黙』、『フィラデルフィア』)など名監督たちが『刑事コロンボ』から育っていった。当時24歳のスピルバーグが手掛けたシリーズ第3作「構想の死角」は、オープニングシーンをワンカットで映し出すなど、大胆な演出で話題になった。

 
 

2. キャスト・スタッフ

コロンボ・・・ピーター・フォーク小池朝雄
 
 

3. 各話のあらすじ・感想

●単発テレビ映画版(1968年)

通番タイトル(原題)評価備考
01 殺人処方箋 (PRESCRIPTION:MURDER)舞台劇のテレビ映画化
 
パイロット版(1971年)
通番タイトル(原題)評価備考
02 死者の身代金 (RANSOM FOR A DEAD MAN)シリーズ化のためのパイロット版
 
●シーズン1(1971~1972年)(全7話)
通番タイトル(原題)評価備考
03 構想の死角 (MURDER BY THE BOOK)シーズン1・第1話
04 指輪の爪(つめ)あと (DEATH LENDS A HAND)シーズン1・第2話
05 ホリスター将軍のコレクション (DEAD WEIGHT)シーズン1・第3話
06 二枚のドガの絵 (SUITABLE FOR FRAMING)シーズン1・第4話
07 もう一つの鍵 (LADY IN WAITING)シーズン1・第5話
08 死の方程式 (SHORT FUSE)シーズン1・第6話
09 パイルD-3の壁 (BLUEPRINT FOR MURDER)シーズン1・第7話
 
●シーズン2(1972~1973年)(全8話)
通番タイトル(原題)評価備考
10 黒のエチュード (E'TUDE IN BLACK)シーズン2・第1話(96分)
11 悪の温室 (THE GREENHOUSE JUNGLE)シーズン2・第2話(74分)
12 アリバイのダイヤル (THE MOST CRUCIAL GAME)シーズン2・第3話(74分)
13 ロンドンの傘 (DAGGER OF THE MIND)シーズン2・第4話(96分)
14 偶像のレクイエム  (REQUIEM FOR A FALLING STAR)シーズン2・第5話(74分)
15 溶ける糸 (A STITCH IN CRIME)シーズン2・第6話(74分)
16 断たれた音 (THE MOST DANGEROUS MATCH)シーズン2・第7話(74分)
17 二つの顔 (DOUBLE SHOCK)シーズン2・第8話(74分)
 
●シーズン3(1973~1974年)(全8話)
通番タイトル(原題)評価備考
18 毒のある花 (LOVELY BUT LETHAL)シーズン3・第1話(74分)
19 別れのワイン  (ANY OLD PORT IN A STORM)シーズン3・第2話(96分)
20 野望の果て (CANDIDATE FOR CRIME)シーズン3・第3話(93分)
21 意識の下の映像 (DOUBLE EXPOSURE)シーズン3・第4話(76分)
22 第三の終章 (PUBLISH OR PERISH)シーズン3・第5話(75分)
23 愛情の計算 (MIND OVER MAYHEM)シーズン3・第6話(76分)
24 白鳥の歌 (SWAN SONG)シーズン3・第7話(99分)
25 権力の墓穴 (A FRIEND IN DEED)シーズン3・第8話(98分)
 
●シーズン4(1974~1975年)(全6話)
通番タイトル(原題)評価備考
26 自縛の紐 (AN EXERCISE IN FATALITY)シーズン4・第1話(97分)
27 逆転の構図 (NEGATIVE REACTION)シーズン4・第2話(98分)
28 祝砲の挽歌 (BY DAWN'S EARLY LIGHT)シーズン4・第3話(98分)
29 歌声の消えた海 (TROUBLED WATERS)シーズン4・第4話(98分)
30 ビデオテープの証言 (PLAYBACK)シーズン4・第5話(73分)
31 5時30分の目撃者 (A DEADLY STATE OF MIND)シーズン4・第6話(74分)
 
●シーズン5(1975~1976年)(全6話)
通番タイトル(原題)評価備考
32 忘れられたスター (FORGOTTEN LADY)シーズン5・第1話(98分)
33 ハッサン・サラーの反逆 (A CASE OF IMMUNITY)シーズン5・第2話(74分)
34 仮面の男 (IDENTITY CRISIS)シーズン5・第3話(98分)
35 闘牛士の栄光 (A MATTER OF HONOR)シーズン5・第4話(74分)
36 魔術師の幻想 (NOW YOU SEE HIM)シーズン5・第5話(90分)
37 さらば提督 (LAST SALUTE TO THE COMMODORE)シーズン5・第6話(96分)
 
●シーズン6(1976~1977年)(全3話)
通番タイトル(原題)評価備考
38 ルーサン警部の犯罪 (FADE IN TO MURDER)シーズン6・第1話(74分)
39 黄金のバックル (OLD FASHIONED MURDER)シーズン6・第2話(76分)
40 殺しの序曲 (THE BYE-BYE SKY HIGH I.Q. MURDER CASE)シーズン6・第3話(73分)
 
●シーズン7(1977~1978年)(全5話)
通番タイトル(原題)評価備考
41 死者のメッセージ  (TRY AND CATCH ME)シーズン7・第1話
42 美食の報酬 (MURDER UNDER GLASS)シーズン7・第2話
43 秒読みの殺人 (MAKE ME A PERFECT MURDER)シーズン7・第3話
44 攻撃命令 (HOW TO DIAL A MURDER)シーズン7・第4話(74分)
45 策謀の結末 (THE CONSPIRATORS)シーズン7・第5話
 
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感想:アニメ「うちのメイドがウザすぎる!」第9話「うちのメイドとあの日の出会い」

TVアニメ「 うちのメイドがウザすぎる!  」オープニングテーマ「 ウザウザ☆わおーっす!  」

TVアニメ「うちのメイドがウザすぎる!」公式サイト http://uzamaid.com/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

第9話 うちのメイドとあの日の出会い

 

あらすじ

・Aパート

 ミーシャのペットのフェレットのクマゴローは、ミーシャに病院に連れていかれると知り、家の外に脱走してしまう。慌ててミーシャたちは町内を探し回り、最終的にクラスメートの森川ゆいの家にいるところを発見、無事に保護してなんとか一件落着。


・Bパート

 雪が降ってミーシャは登校を嫌がるものの、つばめは強引にミーシャを学校に送り出す。ゆいはいつものように唐突にミーシャに勝負を持ち掛け、雪合戦でゆい対ミーシャ&みみかで勝負することになった。最初はミーシャ&みみかはゆいに押しまくられるものの、こっそり学校についてきていたつばめのアドバイスで快勝する。



脚本:杉原研二/絵コンテ:添野恵/演出:深瀬重/作画監督:中島大智、川本由記子、平山寛菜、伊澤珠美、立口徳孝、渡辺舞、松崎嘉克、上野卓志、中本尚

感想

 ……? ナニコレ? 全然面白くないんですけど……? 今までとは別のアニメを見ているようなつまんなさに愕然。もしかして原作にないオリジナル回ですかね?
 
 
TVアニメ「 うちのメイドがウザすぎる!  」エンディングテーマ「 ときめき☆くらいまっくす 」
うちのメイドがウザすぎる!(1) (アクションコミックス(月刊アクション))
 
 

【テレビ番組】テレビ番組評価[2018年11月分]

ゾンビランドサガ 合皮パスケース B

 最新のテレビ番組(アニメ、ドラマ、他)の評価です。


※行頭が「◇」は今期クール開始作品、「◆」はそれ以前から継続放送。

ランキング

●すごく面白い(評価:◎)
 ◇アニメ「ゾンビランドサガ」


●まずまず面白い(評価:○)
 ◇アニメ「アニマエール!」
 ◇アニメ「異世界居酒屋~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~」
 ◇アニメ「うちのメイドがウザすぎる!」
 ◇アニメ「寄宿学校のジュリエット
 ◇アニメ「逆転裁判~その「真実」、異議あり!~Season 2」
 ◇人形劇「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2」
 ◆ドラマ「刑事コロンボ」(2018年11月~)


●なんとなく見ている(だけ)(評価:△)
 ◇アニメ「宇宙戦艦ティラミスII(ツヴァイ)」
 ◇アニメ「からくりサーカス
 ◇アニメ「SSSS.GRIDMAN」
 ◆アニメ「ゲゲゲの鬼太郎(第6期)」(2018年4月~)
 ◇アニメ「ゴブリンスレイヤー
 ◇アニメ「ひもてはうす」
 ◇アニメ「やがて君になる
 ◇アニメ「RErideD-刻越えのデリダ-」
 ◆特撮「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」(2018年2月~)
 ◆特撮「仮面ライダージオウ」(2018年9月~)
 ◆NHKグレーテルのかまど
 ◆NHKコズミックフロント NEXT」(2015年4月~)
 ◆NHK「サラメシ」


●視聴中止(評価:×)
 ◇アニメ「色づく世界の明日から」
 ◇アニメ「INGRESS THE ANIMATION」
 ◇アニメ「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」
 ◇アニメ「ゴールデンカムイ (第2期)」
 ◇アニメ「CONCEPTION」
 ◇アニメ「人外さんの嫁」
 ◇アニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」
 ◇アニメ「閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-」
 ◇アニメ「ソラとウミのアイダ」
 ◇アニメ「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」
 ◇アニメ「ツルネ ―風舞高校弓道部―」
 ◇アニメ「転生したらスライムだった件
 ◇アニメ「となりの吸血鬼さん」
 ◇アニメ「ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。」
 ◇アニメ「メルクストーリア -無気力少年と瓶の中の少女-」
 ◇アニメ「ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士」
 ◇アニメ「ラディアン」
 ◇アニメ「RELEASE THE SPYCE(リリース ザ スパイス)」


※今期お気に入りのアニソン
「UNION」OxT (SSSS.GRIDMAN オープニングテーマ)
「One for All」神ノ木高校チアリーディング部 (アニマエール エンディングテーマ)
「Love with You」fripSide (寄宿学校のジュリエット オープニングテーマ)


コメント

 秋クール2ヵ月目。


ゾンビランドサガ」

 1~5話は「予想以上に面白おかしくて毎回笑える」というレベルでしたが、6話以降はホロっと来る感涙要素も含めてきて、ますますクオリティがアップ! 毎回視聴前の予想を超えた面白さを提供してくれるようになり、もうたまりませんわ。久々に出現した「毎週放送が待ち遠しい」アニメ。


「アニマエール!」

 まあ、「いつものまんがタイムきらら系アニメ」では有るものの、話のノリが凄く面白い。この作品があまり盛り上がってないのが不思議なくらい。


寄宿学校のジュリエット

 最初のうちはどうかなぁと思ったのですが、数回見ているうちにこなれてきたというか、原作ファンもおおむね納得の内容になってきました。まずまず。


「うちのメイドがウザすぎる!」
Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2」
逆転裁判~その「真実」、異議あり!~Season 2」
異世界居酒屋~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~」

 といった作品群は毎回安定の出来映え、といったところ。



「ひもてはうす」

 ヘンなアニメなのに妙に面白い。実に頻繁に声優に台本無しで大喜利をさせるあたりがホント笑えます。


「RErideD-刻越えのデリダ-」

 これね……、ホント地味だし毎回大した内容も無いしメインヒロインはずっと行方不明のまま、というかなりどうかという内容なのに、何故か続きが異様に気になって仕方なくて、見ないとイライラしてくる、という不可思議な中毒性を持つ謎のアニメ。


「SSSS.GRIDMAN」

 最初は行けると思っていたんだが……、二ヵ月目に入ると単純なスーパーヒーロー物ではなくなって、キャラの関係とか設定とかが面倒くさい事になり始めて、「あぁ、やっぱトリガーアニメだったわ……」となってしまいました。そんなこんなで個人的な評価は大暴落(※あくまで個人の感想です)。オープニング曲のノリの良さはすんばらしいんですが……
 
 
 
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感想:アニメ「逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~ Season2」第9話「逆転のレシピ - Last Trial」

逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~ B2タペストリー

逆転裁判 Season2|読売テレビ http://www.ytv.co.jp/animegyakuten/
放送 日本テレビ系。土曜日17:30~18:00。

【※以下ネタバレ】
 

第9話 『逆転のレシピ - Last Trial』 (2018年12月1日(土)放送)

 

あらすじ

 レストラン「吐麗美庵」(とれびあん)で見つかった謎の小瓶は耳の薬だと判明する。しかも何者かの指紋も検出されたため、糸鋸はさらに調査を続けることになった。

 裁判が開始され、証人として吐麗美庵の店長・本土坊薫(ほんどぼう・かおる)が召喚される。成歩堂は、事件の目撃者の五十嵐将兵は毎日午後二時に店にやってきていることから、被害者・岡高夫(おか・たかお)が午後一時半にラジオで宝くじが当たったところを目撃できるはずが無いと問い詰める。そして、五十嵐が目撃したのは、本当の事件の後に行われた、殺人を再現したお芝居だったと指摘する。

 観念した本土坊は、何物かに命じられ、本当の殺人事件の後、岡高夫の死体を厨房に隠したことを白状する。しかしそれを命じた人間については、恐ろしくて喋れないという。

 成歩堂はその相手は、本土坊が借金をしている芝九蔵虎ノ助(しばくぞう・とらのすけ)だと指摘し、手回し良くゴドー検事が芝九蔵を召喚していたため、続いて芝九蔵への喚問が開始される。成歩堂は、芝九蔵が岡高夫を毒殺した後、自分と従業員の鹿羽(しかばね)うらみの二人で事件を再現し、それを五十嵐に見せた、という推理を披露する。

 芝九蔵は鹿羽組にうらみの治療費として一億円を要求されており、岡高夫の宝くじの当選金5000万円を奪ったとしてもまだ足りない。芝九蔵の狙いは、岡高夫が開発した数億円の価値があるコンピューターウイルス「クリーニング・ボンバー」のディスクだった。

 しかし成歩堂の推理には物的証拠が欠けており、芝九蔵の犯行を立証することは出来なかった。だが成歩堂は一計を案じ、耳の薬の瓶に毒が入っており、瓶には芝九蔵の指紋が付いていたと指摘する。芝九蔵は勝ち誇って毒の入っていたのは全く別の茶色の小瓶だと成歩堂の間違いを指摘するが、成歩堂は芝九蔵は何故それを知っているのかと追及する。

 慌てた成歩堂は、一か月前の裁判に成歩堂のふりをして出廷していたのでその時見たと言い訳するが、逆に成歩堂から何故そんな真似をしたのかと切り返される。芝九蔵は自縄自縛状態となり、マコには無罪の判決が下された。


感想

 滅茶苦茶忙しかった前回に比べると、それなりに余裕がある回でしたので、満足度はそこそこ。

 しかしねぇ、事件に無理があり過ぎないかなぁと。証人を騙すために30分後に事件をそっくり再現したと言いますが、芝九蔵と被害者は見間違えるほど似てるか? せめて劇中で再現映像みたいなものでも見せてくれれば、まだ強引に納得できたかもしれませんが、全部成歩堂の台詞で済ませちゃうし。

 そもそも、一か月前に、芝九蔵が成歩堂のふりをして裁判に参加したとか、その前提からして無理でしょ。マコが成歩堂のところに連絡するのを芝九蔵はどうやって察知してすり替わったんだ、とか、別人が弁護士を名乗っているのに関係者が誰も気が付かないとかあり得ないよね、とか。

 この事件についてはあまりにもあちこちにほころびがあり過ぎて、まともに評価する気になれませんなぁ。


 次回はアニメオリジナル話みたい……、しかも連続物。今までのオリジナル話は「成歩堂たちの子供の頃の話」だったので、雑い展開でも見逃してきましたが、本格裁判話をオリジナルでやれるのか……、クオリティが気になりますよねぇ。
 
 

他の回の内容・感想は以下のリンクからどうぞ

perry-r.hatenablog.com
 
 
逆転裁判 蘇る逆転 Best Price!
逆転裁判2 NEW Best Price!2000
逆転裁判3 NEW Best Price!2000
逆転裁判123 成歩堂セレクション Best Price! - 3DS
 
 

【オカルト】記事『UFOって本当にいるの? 乗っているのは何者? 月刊『ムー』編集長に聞いてきた』:ムーの人気の理由と、UFOの正体が今明かされる

ムー 2018年 12 月号 [雑誌]

UFOって本当にいるの? 乗っているのは何者? 月刊『ムー』編集長に聞いてきた (1/3) - ITmedia ビジネスオンライン
2018年12月01日 05時00分 公開
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1812/01/news006.html

www.itmedia.co.jp
   

10月某日、記者は東京・池袋で開催されていた「創刊40周年記念 ムー展」に向かっていた。


 記者はここで、5代目編集長の三上丈晴氏と会い、創刊の経緯、出版不況にありながらムーが40年にわたって続いてきた理由、誌面のつくり方、企画の練り方など、ビジネス的な観点から取材を行う予定だった。


 取材に応じた三上氏は、当初は温和な笑みを浮かべつつ、記者の質問に対して丁寧に答えてくれた。

 
 という感じで、ITmediaビジネスオンラインの記者が、オカルト雑誌ムーの名物編集長にインタビューする記事。

 「ITmediaビジネスオンライン」は、名前の通り「ビジネス」記事のサイトで、景気が、とか、これこれの業界の動向が、とか、この製品が売れている理由は、とか、そういう真面目な事ばかり書いているだけに、ここに場違いな「オカルト雑誌」のムーの話題が飛び出してきて、違和感が物凄かったのですが、にもかかわらず話がめっちゃ面白かったんですなぁ。


●ムーが売れている理由

ムー 2018年 11 月号 [雑誌] 

――なぜムーは長年にわたって読者から支持されているのですか。


 「UFO・UMA・心霊現象などにおいて『ムーに載っている写真や記事は本物だ!』というスタンスで誌面をつくると、情報の押し売りになってしまい、読者が引いてしまう。かといって『作り物じゃないの?』との印象を与えるような(題材を)小ばかにした構成にすると一気に白けてしまう。この両方に陥らないように、距離感を大切にしているからだろう」

 
 おおう、なるほど。毎月毎月、「おいおい、またこんな記事を書いちゃって、ムーも飛ばすよねぇ」と苦笑いしつつ、ついそれでも読んでしまうのは、この絶妙な匙加減に有ったのですな。


●UFOは実在するか?

UFO事件クロニクル

だが、記者が取材を盛り上げるつもりで、“ある話題”を振った時、それまで和やかに進んでいた取材の雰囲気は一変した。

 「UFOは実在するのですか」――と。

 

この話題を振ったとたん、三上氏は熱を帯びた口調でこう語り始めた。

 

真剣な面持ちで持論を展開し始めた三上氏。余談だが、記者も「UFOはいてもおかしくない」というスタンスで“否定派”ではない。なるほど、その道の専門家に話を聞くのも面白そうだ。記者は上司に怒られるのを覚悟し、独断でビジネス的な質問をやめ、UFOについていろいろ聞いてみることにした。以下、その模様を対談形式でお届けする。

 
 これ以後の記事の内容は、完全にビジネスサイトの範疇を外れ、ただのオカルト談義になっています(笑) ムーの編集長が完全にキャラを作ってUFOネタを熱弁し、記者の方も全力でそれに乗っかって「軍隊や自衛隊もUFOの存在を知っている、と……?」とか言い出して、熱いやり取りを展開します。ビジネスサイトでこんな記事読めるとは思わなかったぞ(笑)


 ちなみに編集長によれば

三上氏は「UFOは存在する」と断言し、「その乗組員は人間だ」という驚きの説を展開した。彼の言う通り、その正体が判明する日はいつか来るのだろうか。

 
だそうです。



 しかし、まあ、記事の最後は

信じるか信じないかは、あなた次第です。

 
で締めているので、これはあれだ、真面目なメディアがエイプリルフールにアホ記事を書くように、これは季節外れのジョークネタだよーん、という事なんでしょうね。でも面白いから良いや。
 
 
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感想:海外ドラマ「刑事コロンボ」第36話「魔術師の幻想」

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放送開始50周年 刑事コロンボNHK BSプレミアム BS4K 海外ドラマ https://www9.nhk.or.jp/kaigai/columbo/
放送 NHK BSプレミアム

【※以下ネタバレ】
 

第36話 魔術師の幻想 NOW YOU SEE HIM (第5シーズン(1975~1976)・第5話)

 

あらすじ

[BSプレミアム] 2020年12月2日(水) 午後9:00~午後10:30(90分)


刑事コロンボ』旧シリーズ一挙放送!魔術師がステージでマジックを披露している最中に魔術クラブのオーナーを殺害。コロンボはそのトリックを暴けるか?


魔術師サンティーニは、ナチ親衛隊員だった過去を魔術クラブのオーナーに知られ、金を支払わなければ証拠の手紙を移民局に送るとゆすられる。サンティーニは、鍵をかけて水槽の中に沈められた箱から脱出するというマジックの最中に抜け出し、オーナーを殺害。箱が開けられるころステージへ戻り、マジックは見事成功したのだが・・・。

 
 高名な奇術師サンティーニは、本名をステファン・ミューラーといい、若い頃ナチ親衛隊の隊員だったという知られたくない過去を持っていた。しかし「魔術クラブ」のオーナー・ジェロームは、その証拠となる手紙を握っており、それをネタにサンティーニの収入の5割を強請り取っていた。サンティーニはジェローム殺害を決意し、クラブで脱出マジック「水槽の幻想」を行っている最中、こっそりと抜け出してジェロームを射殺、証拠の手紙も焼き捨ててしまう。

 事件の捜査はコロンボとウィルソン刑事が担当することになった。コロンボはジェロームのオフィスの最新式の鍵がこじ開けられていることを突き止め、それが可能なのは鍵開けの名人サンティーニだけと考え、彼を追い始める。

 コロンボはサンティーニから、「水槽の幻想」の最中は、サンティーニは箱を抜け出してステージ下にある部屋で待機していたと説明される。実際、犯行時間帯には、クラブの人間が部屋の中にいるサンティーニの声を聴いていた。しかしコロンボは無線マイクを使えば声を聴かせることは可能で、また物理的にはサンティーニが部屋を抜け出して犯行は可能だったことを確認する。

 そして、コロンボとウィルソンは被害者が殺される直前オフィスで何をしていたのか調べているうち、決定的な証拠を入手する。

 サンティーニはコロンボに魔術クラブに呼び出され、コロンボが自分の過去を知っていることを教えられる。被害者ジェロームは、死の直前にタイプライターで移民局・帰化局宛に、サンティーニがナチ戦犯であることを告発する書類をタイプしていた。サンティーニは証拠の手紙とともにその書類を処分したが、タイプライターの印字リボンにはジェロームがタイプした内容がそのまま残されていたのだった。

 サンティーニは負けを認め、完全犯罪の自信が有ったとつぶやくが、コロンボはそれこそが幻想にすぎないと言い放つのだった。


感想

 評価は◎。

 人気のあるエピソードで過去に何回も放送されているが、何回見ても飽きない傑作回。魔術クラブという半ば非現実的な空間で、「魔術師」を相手に捜査を行うという、他の作品とは微妙にテイストが異なる作品だが、そこがまたたまらない魅力があるエピソードである。


 コロンボはいつもは単独で捜査を行うが、今回は第11話(第2シーズン(1972~1973)・2話)「悪の温室」に登場したフレデリック・ウィルソン刑事と実に5年ぶりにコンビを組んで捜査を行う。本エピソードのシナリオライターは「悪の温室」を書いた人物とは別人で、一体何故今回ウィルソンが再登場したのか全く理由が解らないが、ウィルソンのキャラクターは面白く、本エピソードの味の一つとなっている。

 ウィルソンは、マニュアルというか決まった型通りに仕事を進める実直タイプで、事件が起こったクラブの観客を延々足止めしていたり、アリバイの無いクラブの歌手を疑ったり、と、ごく普通に仕事をしているのだが、型破りタイプのコロンボと比較すると、実に無駄なことをしているように見えてしまう。しかしそんなウィルソンだが、最後の最後で、被害者が死の直前タイプライターを使っていた事を推測し、事件解決の決定的な証拠である印字リボンを発見するための道筋をつける、という大手柄を立てて見せるのが印象的である。

 コロンボが忘れたコートを一々届けに来たり、コロンボが披露した手品について、サンティーニ相手に「警部は魔術師になったんです」と得意げに説明を始めるコミカルなシーンも忘れ難い。


 本エピソードでコロンボが犯人を追い詰める過程は、いつもの「犯人の些細なミスを見つけ出し、そこを手始めに心理的に追い込んでいく」展開とは違い、純粋な論理な積み重ねで行われる。まず被害者の死体の倒れ方からオフィスのドアが犯人にこじ開けられたことを推測し、そこから鍵を開けられるのはサンティーニだけだと目星をつけ、特製の手錠をこじ開けるように持って行って確信を得て、あとは厨房を通り抜けることが可能だったこと、無線マイクを使ってアリバイ工作が可能だったこと、と、推理の裏付けを取っていく。こうしてサンティーニに「方法とチャンス」が有ったことの裏付けを取り、最後に残された「動機」をタイプライターの印字リボンから見つけ出す。

 いつもの、執拗に犯人にまとわりつき、最後に罠を仕掛けて犯人にボロを出させる、という展開とはかなり異なっていたが、今回のような展開も面白く、それゆえに好きなエピソードである。


 今回は冒頭コロンボがいつもの地味なレインコートではなく、濃い青のかなり高級そうなコートを着て現れて、えっと思わせる。もっともコロンボは肩がこるとか文句をつけてすぐ脱いでしまい、あとはすぐにどこかに置き忘れてしまって、ウィルソンにいちいち持ってきてしまい、最後は「カミさんが取り換えに行っている」といっていつものコートに戻ってしまう。やはりコロンボは地味なコートこそお似合いと再認識させられた。


 本エピソードの犯人サンティーニを演じたジャック・キャシディは、過去作品の、第3話「構想の死角」、第22話「第三の終章」、でも犯人を演じており、なんと三回目の登場となったが、このサンティーニ役が一番の当たり役で、一番印象深いキャラクターとなった。


 クライマックスで、コロンボがサンティーニに証拠の書類を突き付け、それを目の前で燃やされると、すぐさま次々と代わりの紙をさっと取り出して見せる。このシーンは、コロンボが魔術師サンティーニの「完全犯罪」を打ち破っただけでなく、サンティーニの本職である魔術でも上回って見せた訳で、ちょっと派手さが気にはなるものの、痛快なシーンであった。

 本エピソードは2018年の視聴者投票で第18位にランキングされたが、個人的な好みからすればもっと上位に来ても良いと思わずにはいられない。


備考

 本作品は、NHKが2018年に実施した「あなたが選ぶ!思い出のコロンボ」という企画で、全69作中第18位にランキングされた。
 
 

#36 魔術師の幻想 NOW YOU SEE HIM

日本初回放送:1977年


舞台での対決をはじめ、名シーンが満載!コロンボがカミさんのプレゼントである新品のコートで登場、「悪の温室」で登場したウィルソン刑事も出演!ジャック・キャシディは3度目の犯人役に。


出演
コロンボ・・・ピーター・フォーク小池朝雄
サンティーニ・・・ジャック・キャシディ(田口計
ブランドフォード・・・ロバート・ロジア(草薙幸二郎)
ウィルソン・・・ボブ・ディシー(野本礼三)
ジェローム・・・ネヘミア・パーソフ(立川勇三)


演出
ハーベイ・ハート


脚本
マイケル・スローン

 

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